韓国では「オーディション番組」が非常に人気である。たくさんの練習生がデビューという夢を見て切磋琢磨し努力する様子は、視聴者の夢を打ち、応援したいという気持ちにさせられる。また、ランキング下位であることや実力不足により、練習生が途中脱落していくシステムの番組が多いことから、「サバイバル番組」とも呼ばれている。また、「オーディション番組」には「シグナルソング」と言われるテーマ曲が用意され、練習生ら全員に課題曲として課される。このシグナルソング披露の際にセンターを務める練習生が誰になるのかも注目の的となる。
オーディション番組で結成されたグループは、デビュー前から絶大な人気を集めることが多く、『BOYS PLANET』から生まれたZEROBASEONEはデビューアルバムでミリオンを達成するという偉業を成し遂げた。さらには既にデビューしているアイドル達が競い合う「QUEENDOM」や「KINGDOM」シリーズなどもあり、『QUEENDOM PUZZLE』からデビューしたEL7Z UPは全メンバーが既存のアイドルグループのメンバーである。
さらには各芸能事務所によるメンバー選定のためのオーディション番組もあり、TWICE、SEVENTEEN、Stray Kids、ENHYPEN、TREASURE、iKONなども、実はオーディション番組出身である。それほどオーディション番組・サバイバル番組は韓国で大人気で、数をあげればキリがないほど! KPOP monsterでは代表的な番組と、直近の番組をピックアップしてご紹介しよう。
- 「PRODUCE 101」シリーズ
- 日本版「PRODUCE 101 JAPAN」シリーズ
- 「BOYS PLANET」「GIRLS PLANET」シリーズ
- 『BOYS PLANET』→ZEROBANSEONE誕生
「PRODUCE 101」シリーズ
「PRODUCE 101」シリーズは、韓国のCJ ENMが運営する音楽専門チャンネルMnetによる超人気オーディション番組。番組タイトル通り101人の練習生が参加し、デビューまでの生き残りをかけるサバイバル番組。視聴者は「国民プロデューサー」と呼ばれ、デビューすべきだと思うメンバーに投票する仕組みの視聴者参加型オーディションである。
「PRODUCE 101」シリーズは、大人気グループI.O.I、Wanna One、IZ*ONE、X1などを生み出し、日本でも「プデュ」と呼ばれ社会現象を巻き起こすほどの人気シリーズとなった。さらには世界中で人気を席巻し、日本版『PRODUCE 101 JAPAN』や、中国版PRODUCE 101『創造101』を生み出した。しかし、2019年に韓国にて「PRODUCE 101」シリーズの投票操作が発覚。制作陣が逮捕・起訴される事態にまで発展し、『PRODUCE X 101』から生まれたX1は解散を余儀なくされた。そして「PRODUCE 101」シリーズは幕を閉じた(日本版は続行)。
『PRODUCE 101』→I.O.I誕生
『PRODUCE 101』は2016年1月22日に放送を開始。女性練習生101人が参加した。最終的に11人のメンバーが選出され、ガールズグループI.O.I(アイオーアイ)として、2016年5月4日に1stミニアルバム『Chrysalis』でデビューした。I.O.Iは絶大な人気を誇ったが、期間限定グループのため2017年1月31日をもって解散した。
最終順位:I.O.Iメンバー
1位:チョン・ソミ
2位:キム・セジョン
3位:チェ・ユジョン
4位:キム・チョンハ
5位:キム・ソヘ
6位:チュ・ギョルギョン
7位:チョン・チェヨン
8位:キム・ドヨン
9位:カン・ミナ
10位:イム・ナヨン
11位:ユ・ヨンジョン
I.O.Iとしてのデビューを逃したものの、現在K-POPアイドルとして活躍している『PRODUCE 101』出演者も多い。(G)I-DLEのリーダー ソヨン(チョン・ソヨン)や、EVERGLOWのリーダー シヒョン(キム・シヒョン)、Weki Meki エリー(チョン・ヘリム)、宇宙少女 ヨンジョン(ユ・ヨンジョン)、NATURE ソヒ(キム・ソヒ)など、現役で活動するアイドルらがいる。
『PRODUCE 101』シグナルソング「PICK ME」
番組MC・トレーナー
MC:チャン・グンソク
ボーカルトレーナー:
・AFTERSCHOOL出身 カヒ
・Brown Eyed Girls出身 ジェア
・キム・ソンウン
ラップトレーナー:チーター
ダンストレーナー:ペ・ユンジョン
『PRODUCE 101 シーズン2』→Wanna One誕生
『PRODUCE 101 シーズン2』は、『PRODUCE 101』のボーイズ版として2017年4月7日から放送された。最終的に11人のメンバーが選出され、ボーイズグループWanna One(ワナワン)として、2017年8月7日に1stミニアルバム『1X1=1 (TO BE ONE)』でデビューした。Wanna Oneの人気は日本においてもすさまじく、2017年9月27日には韓国でのデビューミニアルバム『1×1=1(TO BE ONE)』の「JAPAN EDITION」が発売された。Wanna Oneも期間限定グループのため2019年1月27日をもって解散した。
最終順位:Wanna Oneメンバー
1位:カン・ダニエル
2位:パク・ジフン
3位:イ・デフィ
4位:キム・ジェファン
5位:オン・ソンウ
6位:パク・ウジン
7位:ライ・グァンリン
8位:ユン・ジソン
9位:ファン・ミニョン
10位:ペ・ジニョン
11位:ハ・ソンウン
『PRODUCE 101 シーズン2』はグローバルな人気を博し、Wanna Oneとしてのデビューを逃した練習生たちも番組終了後に次々とデビューを叶えた。特に日本で注目を浴びたのは、『PRODUCE 101 シーズン2』に日本人として唯一出演した髙田健太だ。しかも彼はTEEN TOPやHighlightの大ファンとして、そのファンダムでは知られた存在だった。TEEN TOPメンバーのRICKYは自身のイベントで「応援してる」と髙田健太にエールを送り、そんな後押しもあり健太は最終順位24位と奮闘した。その後、同番組出身のノ・テヒョン、キム・サンギュン、キム・ヨングク、キム・ドンハン、クォン・ヒョンビンと共にボーイズグループJBJとして2017年にデビューした(2018年解散)。
その他、TEMPEST ヒョンソプ(アン・ヒョンソプ)、THE BOYZ チュ・ハンニョン、Wei キム・ドンハン、OMEGA X テドン(キム・テドン)、ONEUS ゴニ(イ・ゴンヒ)、N.Flying ユ・フェスンなどが、『PRODUCE 101 シーズン2』出演者である。
『PRODUCE 101 シーズン2』シグナルソング「나야나 (PICK ME)」
番組MC・トレーナー
MC:BoA
ボーカルトレーナー
・SG WANNABE イ・ソクフン
・シン・ユミ
ラップトレーナー
・チーター
・Don Mills
ダンストレーナー
・AFTERSCHOOL出身 カヒ
・クォン・ジェスン
『PRODUCE 48』→IZ*ONE誕生
『PRODUCE 48』は、AKB48グループ協力による日韓同時放送の公開オーディション番組として2018年6月15日から放送された。参加者96人の内、日本側はAKB48グループ所属者の39人が参加。松井珠理奈や宮脇咲良、白間美瑠、矢吹奈子、本田仁美、竹内美宥、後藤萌咲、宮崎美穂、高橋朱里、下尾みうなど、そうそうたるメンバーが参加した。
最終的に、合格者12人がガールズグループIZ*ONE(アイズワン)として、2018年10月29日にミニアルバム『COLOR*IZ』でデビュー。日本人メンバーに関してはIZ*ONE専任となるため、AKB48グループとしての活動を2021年4月まで休止した。IZ*ONEは数々の賞を総ナメにするほどグローバルな人気を誇ったが、2021年4月29日に活動期間が満了し、活動終了となった。
最終順位:IZ*ONEメンバー
1位:チャン・ウォニョン
2位:宮脇咲良
3位:チョ・ユリ
4位:チェ・イェナ
5位:アン・ユジン
6位:矢吹奈子
7位:クォン・ウンビ
8位:カン・ヘウォン
9位:本田仁美
10位:キム・チェウォン
11位:キム・ミンジュ
12位:イ・チェヨン
IZ*ONEは活動終了後、メンバーはそれぞれの道に進んだが未だにトップクラスの人気を維持しているメンバーも多い。ウォニョンとユジンはIVEのメンバーとして、宮脇咲良とキム・チェウォンはLE SSERAFIMとして活躍しており、いわずもがなK-POP界でトップレベルの人気を誇っている。チョ・ユリやチェ・イェナ、クォン・ウンビはソロアーティストとしても音楽番組で1位を獲るほどの歌手に。矢吹奈子や本田仁美はHKT48やAKB48に復帰したが、それぞれグループを卒業しソロとして活躍している。その他のメンバーも、ソロアーティストや女優として活躍中。
また、『PRODUCE 48』の第3回順位発表で脱落したホ・ユンジンは、その後、宮脇咲良とキム・チェウォンとともにLE SSERAFIMとしてデビューしている。さらに、投票操作により脱落(実際は6位)したハン・チョウォンはLIGHTSUMとして2021年にデビューした。最終順位16位の高橋朱里もAKB48を卒業後、同番組出演者のスユンやソヒらとRocket Punchのメンバーとして2019年にデビューした。
『PRODUCE 48』シグナルソング「내꺼야 (PICK ME) 」
番組MC・トレーナー
MC:イ・スンギ
特別MC:SISTAR出身 ボラ
ボーカルトレーナー
・SISTAR出身 ソユ
・FTISLAND イ・ホンギ
ラップトレーナー:チーター
ダンストレーナー:
・ペ・ユンジョン
・チェ・ヨンジュン
・メイジェイ・リー
『PRODUCE X 101』→X1誕生
『PRODUCE X 101』は「PRODUCE 101」シリーズの第4弾として、2019年5月3日から放送された。最終的に11人のメンバーが選出され、ボーイズグループX1(エックスワン)として、2019年8月27日に1stミニアルバム『1비상(飛翔):QUANTUM LEAP』でデビューした。デビューアルバムは初動売上が52万枚を突破し、新人として初めてのハーフミリオンを達成。華々しく5年間の活動を行う予定だった。
しかし、番組放送後に視聴者から不正疑惑が持ち上がり、ついに制作陣の事務所警察が家宅捜査を行うまでに至った。結果的にプロデューサーらが逮捕され、警察の取り調べで「PRODUCE X 101」と「PRODUCE 48」の順位操作容疑をプロデューサーが認めたと報道された。さらに、制作陣と芸能事務所の関係者を含めた約10人が立件され、IZ*ONEとX1は活動休止に追い込まれた。
最終的に、IZ*ONEは存続となったがX1は2020年1月6日に解散となった。X1のメンバーらは、全員別々のボーイズグループとして再デビューしているが、ウソクはUP10TIONに戻らずソロで活動している。またスンヨンも、限韓令(韓流禁止令)の影響で中韓混合グループであるUNIQに戻れずWOODZ名義でソロ活動している。
最終順位:X1メンバーとその後
1位:キム・ヨハン→WEiのメンバー
2位:キム・ウソク→ソロ活動
3位:ハン・スンウ→VICTONのメンバー
4位:ソン・ヒョンジュン→CRAVITYのメンバー
5位:チョ・スンヨン→WOODZ名義でソロ活動
6位:ソン・ドンピョ→MIRAE(未来少年)のメンバー
7位:イ・ハンギョル→BAE173のメンバー
8位:ナム・ドヒョン→BAE173のメンバー
9位:チャ・ジュノ→DRIPPINのメンバー
10位:カン・ミニ→CRAVITYのメンバー
11位(X枠):イ・ウンサン→YOUNITEのメンバー
練習生らの夢や努力を踏みにじり、視聴者を欺いたとして韓国の世論で激しく糾弾され、「PRODUCE 101」シリーズは終了となった。その後、不正投票操作で脱落させられた練習生12人の氏名が公表された。同じくMnetのオーディション番組『アイドル学校』でも不正が発覚したが、被害者数が多すぎるため正確な実態がわからず1位だったイ・ヘインを脱落させたという調査結果が発表された。
『PRODUCE X 101』シグナルソング「_지마 (X1-MA)′」
番組MC・トレーナー
MC:イ・ドンウク
ボーカルトレーナー
・SG WANNABE イ・ソクフン
・シン・ユミ
・SISTAR出身 ソユ(特別トレーナー)
ラップトレーナー:チーター
ダンストレーナー
・ペ・ユンジョン
・チェ・ヨンジュン
・クォン・ジェスン
日本版「PRODUCE 101 JAPAN」シリーズ
韓国の『PRODUCE 101』シリーズと同様、練習生101人が視聴者の投票によってデビューメンバー11人が選ばれるサバイバル形式のオーディション番組だ。『PRODUCE 101 JAPAN』は「日本」+「プロデュース101」を略して「日プ」と呼ばれている。これまで、2019年の日プでJO1が、2021年の日プ2でINIが誕生した。さらに現在、日プ初のガールズ版『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』が放送中で、SNSをはじめ大きな盛り上がりを見せている。
『PRODUCE 101 JAPAN』→JO1誕生
2019年9月26日から放送された『PRODUCE 101 JAPAN』は、初の日本版ということもあり大きな注目が集まった。また、参加者には過去にジャニーズJr.で活躍していた練習生や、バックダンサーとして活躍していた練習生、韓国の事務所の元練習生などがおり、大きな盛り上がりを見せた。最終的に選出されたメンバーはJO1(ジェイオーワン)として2020年3月4日に、デビューシングル「PROTOSTAR」でデビュー。
最終順位:JO1メンバー
1位:豆原一成
2位:川尻蓮
3位:川西拓実
4位:大平祥生
5位:鶴房汐恩
6位:白岩瑠姫
7位:佐藤景瑚
8位:木全翔也
9位:河野純喜
10位:金城碧海
11位:與那城奨
また、JO1としてデビューできなかった12位以下の参加者らも、ORβIT(オルビット)やOWV(オウブ)、BUGVEL(バグベル)、BXW(ビーエックスダブリュー)、円神(えんじん)などのグループ、またはソロ活動として、デビューの道を叶えている者も多い。特に、OWVは「PRODUCE 101 JAPAN」シリーズを主催する吉本興業からデビューしており、メンバー全員が『PRODUCE 101 JAPAN』出演者である。
『PRODUCE 101 JAPAN』シグナルソング「ツカメ~It’s Coming~」
番組MC・トレーナー
MC:ナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)
ダンストレーナー:
・A-NON
・WARNER
ラップトレーナー
・サイプレス上野
・スチャダラパー Bose
ボーカルトレーナー
・菅井秀憲
・安倉さやか
『PRODUCE 101 JAPAN SEASON 2』→INI誕生
『PRODUCE 101 JAPAN』が好評だったことを受け、SEASON 2が開始された。他薦応募も可能で、練習生101人の中から視聴者(国民プロデューサー)投票により60人が出演した。SEASON 2でも、元ジャニーズJr.や、バックダンサー経験者、さらにはミスターコンテストの出場者など華やかな経歴の練習生が多く参加した。最終的に選出されたメンバーはINI(アイエヌアイ)として2021年11月3日に、デビューシングル「A」でデビュー。
最終順位:INIメンバー
1位:木村柾哉
2位:髙塚大夢
3位:田島将吾
4位:藤牧京介
5位:尾崎匠海
6位:西洸人
7位:松田迅
8位:許豊凡
9位:池﨑理人
10位:佐野雄大
11位:後藤威尊
今回も、INIとしてデビューできなかった参加者らも、その後多くがデビューの切符をつかんだ。特にDXTEEN(ディーエックスティーン)は、JO1やINIが所属するLAPONEエンタテインメントからのデビューとなり、最終順位12位の大久保波留らがメンバーとしてデビューした。また、吉本興業からOCTPATHとしてデビューした出場者や、その他、韓国のアイドルグループTO1に加わった出場者もいる。
『PRODUCE 101 JAPAN SEASON 2』シグナルソング「Let Me Fly ~その未来へ~」
番組MC・トレーナー
MC:ナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)
ダンストレーナー:
・DA PUMP KENZO
・仲宗根梨乃
ラップトレーナー:KEN THE 390
ボーカルトレーナー:
・菅井秀憲
・青山テルマ
『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(放送中)
『PRODUCE 101 JAPAN』シリーズの第3弾であり、初のガールズ版である。2023年10月5日に放送開始し、現在日本で最も注目されているオーディション番組の1つである。出場者には、ハロー!プロジェクトに所属するアイドルグループANGERME(アンジュルム)の元メンバー 笠原桃奈や、韓国の芸能事務所FNCエンターテインメント所属Cherry Bulletの元メンバー 加藤心が出演し、2人が再びアイドルを目指し支え合う姿に感動する声が多く上がっている。
さらに、NiziUを輩出したオーディション番組『Nizi Project』や、Kep1erを輩出した『Girls Planet 999 : 少女祭典』に出演した経験がある櫻井美羽も注目されている練習生だ。その他、HKT48の元メンバー 水上凜巳花や、ダンスの世界大会『Would OF Dance』で連覇を果たしたプロダンサーの佐々木つくし、EXPG STUDIO(EXILEらが所属するLDHが開業した有名ダンススクール)出身でテレビ東京系『おはスタ』の「おはガール」だった石井蘭、LE SSERAFIMが所属している SOURCE MUSIC元練習生の山本すず、ミスジャパン グランプリの小山麻菜など、そうそうたる経歴の練習生が参加している。
『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』シグナルソング「LEAP HIGH! 〜明⽇へ、めいっぱい〜」
番組MC・トレーナー
MC:木村カエラ
ダンストレーナー:
・仲宗根梨乃
・YUMEKI
ラップトレーナー:KEN THE 390
ボーカルトレーナー:
・FTISLAND イ・ホンギ
・青山テルマ
「BOYS PLANET」「GIRLS PLANET」シリーズ
不正投票操作問題で「PRODUCE 101」シリーズが終了したあと、Mnetによる大型オーディション番組としてスタートしたのが、『GIRLS PLANET 999:少女祭典』(通称:ガルプラ)である。ガルプラはグローバルな人気を博し、Kep1erはデビュー曲「WA DA DA」でMV再生回数1億回を越えるほど人気グループとなった。
続く『BOYS PLANET』(通称:ボイプラ)も例にもれず絶大な人気を誇り、ZEROBASEONEは2023年度の新人賞確実とみられている。
『GIRLS PLANET 999:少女祭典』→Kep1er誕生
『GIRLS PLANET 999:少女祭典』の番組参加者は、韓国人(K)33名・日本人(J)33名・中国人(C)33名の99人から成り、それぞれKグループ・Cグループ・Jグループの各1名が3人の「セル」と呼ばれるグループになって数々のミッションに挑んでいった。MCは「プラネットマスター」、各トレーナー陣は「マスター」、視聴者は「プラネットガーディアン」と名付けられ、視聴者投票で上位9人の練習生がデビューできるというサバイバル番組。
参加者の日本人は、全日本国民的美少女コンテスト出身の川口ゆりな、『Nizi Project』参加者の岸田莉里花、Cherry Bulletの現メンバーであるメイ、日本のお笑い芸人 博多華丸の娘でさくら学院元メンバーの岡崎百々子(現BABYMETAL)、JYPエンターテインメント元練習生の坂本舞白など、そうそうたる顔ぶれだった。
韓国からは現役アイドルの参加者が相次ぎ、CLCのユジン、Cherry Bulletのキム・ボラとジウォン、FANATICSのキム・ドアなどが参加した。中国からも有名参加者が相次いだ。中国版プデュ『創造営2020』ファイナリストのスー・ルイチー、ソロ歌手のファン・シンチャオ、AKB48の姉妹アイドルグループGNZ48のメンバー リャン・ジャオとリャン・チャオ、SNH48のメンバー ワン・チウルとマー・ユーリンなどが参加した。
最終順位:Kpe1erメンバー
1位:キム・チェヒョン
2位:ヒュニン・バヒエ
3位:チェ・ユジン
4位:キム・ダヨン
5位:ソ・ヨンウン
6位:カン・イェソ
7位:江崎ひかる
8位:坂本舞白
9位:シェン・シャオティン
最終的に、上記9人が選ばれKep1er(ケプラー)として、2022年1月3日に1stミニアルバム『FIRST IMPACT』でデビューした。また、最終順位10位でKep1erメンバー入りを逃したキム・スヨンは番組終了後にBilllieに加入。Kep1erよりも先にデビューした。その他、LapillusやILY:1、tripleS、LIMELIGHTなど別のグループからデビューした出演者も多い。
『GIRLS PLANET 999:少女祭典』シグナルソング「O.O.O」
番組MC・マスター
プラネットマスター(MC):ヨ・ジング
K-POPマスター:
・Wonder Girls出身 ソンミ
・少女時代 ティファニー
ボーカルマスター:
・イム・ハンビョル
・チョ・アヨン
ダンスマスター:
・ペク・グヨン
・チャン・ジュヒ
『BOYS PLANET』→ZEROBANSEONE誕生
『GIRLS PLANET 999:少女祭典』が好評を博したことで、ボーイズ版の『BOYS PLANET』が2023年2月2日より放映開始された。
参加者の中には、PENTAGONのリーダーでもあるイ・フェテク(芸名:フイ)や、TO1元メンバーのオ・ソンミン(芸名:ジェロム)やチャ・ウンギ(芸名:ウンギ)、UP10TIONのイ・ドンヨル(芸名:シャオ)やイ・ファニ(芸名:ファニ)(※ファニは健康上の問題で番組を途中降板)ら、すでにデビュー経験のあるプロたちもいた。
さらに、ENHYPENを輩出したサバイバル番組『I-LAND』出身のチョン・イチャン(芸名:ジェボム)、TNXを輩出した『LOUD』出身のキム・ミンソンや晴翔(ハルト)、『PRODUCE 101 JAPAN』シリーズ出身の大翔(井汲大翔)、アントニー(飯沼アントニー)、由暉(三浦由暉)など、名だたるオーディション番組出身の実力者たちも参加した。
最終順位:ZEROBASEONEメンバー
1位:ジャン・ハオ
2位:ソン・ハンビン
3位:ソク・マシュー
4位:リッキー
5位:パク・ゴヌク
6位:キム・テレ
7位:キム・ギュビン
8位:キム・ジウン
9位:ハン・ユジン
最終的に、上記9人が選ばれZEROBASEONE(ゼロベースワン)として、2023年7月10日に、1stミニアルバム『YOUTH IN THE SHADE』でデビューした。また、10位以下の練習生らも人気を博し、19位のワン・ツーハオはLE’Vという活動名で、10位のジェイはソロデビューした。その他、11位 パク・ハンビンらがEVNNE(イヴン)のメンバーとして、22位の晴翔らはTOZ(ティーオージ-)のメンバーとしてデビューした。さらに、TIOT(ティオット)、ONE PACT(ワンパクト)、AMPERS&ONEなどのグループからデビューが決定している出演者もいる。
『BOYS PLANET』シグナルソング「난 빛나 (Here I Am)」
番組MC・マスター
スターマスター(MC):
・ファン・ミニョン(1話、3話、4話、12話)
・ソンミ(2話)
・ヨ・ジング(5話)
・イ・ミンヒョク(6話、7話、8話)
・キー(8話、9話、10話)
・チョ・グォン(10話)
・ソミ(11話)
・キム・ジェファン(11話、12話)
ボーカルマスター:
・SG WANNABE イ・ソクフン
・EXD ソルジ
・イム・ハンビョル
ダンスマスター:
・ペク・グヨン
・チャン・ヨンジュン
・LIP J
ラップマスター:pH-1
「Nizi Project」シリーズ
『Nizi Project』は、韓国の大手芸能プロダクションJYPエンターテイメントと、日本の音楽会社ソニーミュージックによる合同グローバルオーディションである。2020年1月31日からHuluをはじめ、地上波の日本テレビ系番組『スッキリ』内の特集企画で定期的に放送された。当時は新型コロナウィルスの蔓延による「緊急事態宣言」の自粛期間と重なっており、自宅でテレビを視聴する人が多かったこともあり、『Nizi Project』は「虹プロ」という略称と共に日本のお茶の間に浸透していった。
『Nizi Project』→NiziU誕生
『Nizi Project』は、JYPエンターテイメントの創設者で総合プロデューサーでもあるJ.Y. Park(パク・ジニョン)が直々に選考し、審査をクリアした練習生に「キューブ」が与えられる仕組み。人格を重視する選考方針や、その番組内で残した数々の「名言」により、J.Y. Parkは理想の上司とも言われ、日本での人気と指名度が上昇。彼の愛称である「餅ゴリ」は日本中に浸透した。第10話で最終デビューメンバー9人が決定しグローバルガールズグループNiziU(ニジュー)が誕生した。
最終選抜メンバー:NiziU
・山口真子:マコ
・大江梨久:リク
・横井里茉:リマ
・花橋梨緒:リオ
・勝村摩耶:マヤ
・鈴野未光:ミイヒ
・小合麻由佳:マユカ
・新井彩花:アヤカ
・ヒルマン・ニナ:ニナ
そんな『Nizi Project』から誕生したNiziUは、その人気があまりにも高かったため、正式デビューに先立って2022年6月30日にデジタルミニアルバム『Make you happy』でプレデビュー。すると、この縄跳びダンスが一躍大ブームとなりMV公開から半年で2億回再生を突破(2023年10月現在は3.1億回)した。その後、NiziUは2020年12月2日に、1stシングル『Step and a step』をリリースし、正式にメジャーデビューした。
NiziU(ニジュー)『Make you happy』
惜しくも脱落となった岸田莉里花は『Girls Planet 999』に参加するも、最終順位21位で脱落。しかし2022年4月4日にILY:1としてデビューした。同じく脱落した櫻井美羽も『Girls Planet 999』に参加したが結果が振るわず、現在『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』に参加中である。高谷楓菜も後述のオーディション番組『R U Next?』に参加したが、パート1で脱落した。
『Nizi Project Season2』(放送中)
2020年の『Nizi Project』から3年後の2023年、ボーイズ版「虹プロ」である『Nizi Project Season 2』が開催された。2023年7月21日からHuluで配信開始され、地上波の日本テレビ系番組『DayDay』にて毎週水曜日に特集されている。前回の『Nizi Project』と同様、J.Y. Parkが審査・選考し、練習生に「キューブ」を与える仕組み。
Part 1となる日本編がフィナーレを迎え、Part 2の韓国編が2023年10月13日から配信開始。日本合宿の最終順位で選ばれた下記の12名が、韓国合宿に参加している。
日本合宿の最終順位:韓国合宿へ
1位:植村朋哉(トモヤ)
2位:西山裕貴(ユウキ)
3位:井上陽(ハル)
4位:伊藤瑛史(エイジ)
5位:星沢弥樂(ミラク)
6位:小森優陽(ユウヒ)
7位:藤牧大雅(タイガ)
8位:冨安悠(ユウ)
9位:柗原翔音(ショーン)
10位:三浦颯大(ソウダイ)
11位:河嶋星太(セイタ)
12位:蘇建(ケン)
『A2K』→VCHA誕生
『A2K』はJYPエンターテインメントの公式YouTubeチャンネルにて公開されているプロジェクト。「アメリカ版 虹プロ」と呼ばれ、JYPとアメリカのRepublic Recordsがタッグを組み、アメリカ基盤のグローバルK-POPグループを結成する企画。
番組のタイトル「A2K」は、「America to Korea(アメリカから韓国へ)」の略で、アメリカのアーティストを探し出して、K-POPのシステムを使ったガールズグループの誕生を目指す。最終的にメンバー6名が決定し、VCHA(ヴィーチャ)としてのデビューが確定している。
最終選抜メンバー:VCHA
1位:Lexus(レクサス)
2位:KG(ケイジー)
3位:Camila(カミラ)
4位:Savanna(サバンナ)
5位:Kaylee(ケイリー)
6位:Kendall(ケンダル)
『放課後のときめき』シリーズ
韓国の放送局MBCで放送されたガールズグループサバイバルオーディション番組で、これまでにガールズ版の『放課後のときめき』と、ボーイズ版の『少年ファンタジー』が放送された。
『放課後のときめき』→CLASS:y誕生
『放課後のときめき』は、2021年11月28日より韓国で放送開始された。練習生は年齢ごとに振り分けられ、1年生18人、2年生23人、3年生20人、4年生22人の、合計83人の練習生が参加した。トレーナー陣は「担任の先生」として、練習生たちを指導した。最終的に7名が、ガールズグループCLASS:y(クラッシー)として2022年5月5日に「SHUT DOWN」デビュー。日本でも注目を集め、1ヶ月後の2022年6月22日に「SHUT DOWN -JP Ver.-」で日本デビューした。
最終順位:CLASS:yメンバー
1位:ウォン・ジミン
2位:キム・ソニュ
3位:ミョン・ヒョンソ
4位:ホン・へジュ
5位:キム・リウォン
6位:パク・ボウン
7位:ユン・チェウォン
CLASS:yデビュー曲「SHUT DOWN」
番組MC・トレーナー
MC:ユン・ギュンサン
担任の先生:
・1年生:AIKI
・2年生:少女時代 ユリ
・3年生:Fin.K.L.出身 オク・ジュヒョン
・4年生:(G)I-DLE ソヨン
トレーナー
・ヨンジ
・AIKI
・リサ
・リュ・ジェジュン
・ハンへ
『少年ファンタジー』→FANTASY BOYS誕生
2023年3月30日に放送開始した『少年ファンタジー』は「放課後のときめき」シリーズの第2弾で、日本でもABEMA(アベマ)で配信された。『PRODUCE X 101』出身のムン・ヒョンビン、『LOUD』ファイナリストのカン・ヒョンウ、『青春スター』出身のパク・ミングン、『&AUDITION -The Howling-』出身のユ・ジュンウォン、『PEAK TIME』出身のテソンなど、名だたる練習生らがデビューを夢見て参加。竿周的に上位12名の練習生が選出され、FANTASY BOYS(ファンタジーボーイズ)が結成された。
2023年7月9日には12人で初来日を果たし、東京国際フォーラムでファンコンサート・ファンミーティング「少年ファンタジー~Welcome to your Fantasy~」を開催した。
最終順位:FANTASY BOYSメンバー
1位:ユ・ジュンウォン
2位:キム・ギュレ
3位:ホン・ソンミン
4位:オ・ヒョンテ
5位:イ・ハンビン
6位:リンチー
7位:カン・ミンソ
8位:ヒカリ(江谷 光)
9位:ソウル
10位:ウソク
11位:ヒカル(浦部 光)
12位:ケイダン
2023年8月23日、1位でFANTASY BOYSメンバーに選ばれた、ユ・ジュンウォンがグループの活動を中断することが発表された。ジュンウォン側は、法律代理人を通じて契約締結しないことを通知し、専属契約効力停止仮処分申請書を提出した。これに対し、「少年ファンタジー」制作会社が約3億円の損害賠償をジュンウォン側に請求するなど、現在は法的紛争中である。
FANTASY BOYSは11人で、2023年9月21日に1stミニアルバム『NEW TOMORROW』でデビュー。
FANTASY BOYSデビュー曲「NEW TOMORROW」
番組MC・トレーナー
MC:東方神起 チャンミン
担任の先生
・2PM ウヨン
・WINNER カン・スンユン
・元B1A4ジニョン
・(G)I-DLE ソヨン
トレーナー
・ハンへ
・Kebee
・チャン・ジニョン
・パク・スミン
・チョン・ウンミン
・ユ・グァンリョル
・イ・グァンテク
その他
最近のオーディション番組ブームで、続々とデビューが決まったグループも少なくない。シリーズ以外のオーディション番組は数え切れないほどあるが、直近のもので日本でも注目されているものをいくつか紹介しよう。
『青春スター』→n.SSign誕生
『青春スター』は、世界中から厳選された男女総勢108名の参加者が「アイドル派」「ボーカル派」「シンガーソングライター派」に分かれてデビューを賭けた熾烈な戦いを繰り広げた。『Girls Planet 999:少女祭典』出身のイ・ソヌ、『PRODUCE X 101』出身のナム・ドンヒョンといった名だたる練習生や、Hi-Lのファン・スジョン、MASC出身のチョン・チビンといったアイドル経験者も参加。日本からはアイト、カズタ、コウダイ、タクマの4人がアイドル派に参加した。
日本でも2022年5月19日からABEMAで配信が開始され、沖縄出身のカズタ(知念 和汰)は圧倒的なカリスマ性のあるパフォーマンスで179票という票数をたたき出した。番組を最後まで勝ち抜いたのは「アイドル派」で決勝戦に進出した7人で、n.SSign(エヌサイン)としてのデビューの座をつかんだ。
最終選抜メンバー
・カズタ
・ヒョン
・ドハ
・ジュニョク
・ソンユン
・ハンジュン
・ヒウォン
2023年7月1日、所属事務所n․CHエンターテインメントは、既存の7人に加えて新しく3人のメンバーが合流し、10人体制で活動することを発表。エディ、ロビン、ロレンスが新メンバーとして加わった。n.SSignは同年8月9日、1stミニアルバム『BIRTH OF COSMO』をリリースし、デビュー。11月29日には日本デビューが決まっている。
n.SSignメンバー:10人
・カズタ
・ヒョン
・ドハ
・ジュニョク
・ソンユン
・ハンジュン
・ヒウォン
・エディ
・ロビン
・ロレンス
n.SSignデビュー曲「웜홀 (Wormhole: New Track)」
番組MC・トレーナー
MC:ジョン・ヒョンム
エンジェルミュージシャン
・イ・スンファン
・ユン・ジョンシン
・キム・イナ
・Daybreak イ・ウォンソク
・ユンナ
・SISTAR出身ソユ
・WINNER カン・スンユン
・NO:ZE
スペシャルエンジェル
・パク・ジョンヒョン
・2NE1出身パク・サンダラ
・クォン・ジュンニョル
・SUPER JUNIOR シンドン
『R U Next?』→I’LL-IT誕生
『R U Next?』は、BTS(防弾少年団)やNew Jeansらが所属するHYBE LABELSが開催するネクストガールズグループが誕生するサバイバルプログラム。2023年6月30日から日本でもABEMAで放送された。LE SSERAFIMの候補メンバーだったルカ(ハルカ)が出演するなど大きな話題を呼んだが脱落。
最終的に6人がデビューすることが発表され、投票により選ばれた上位メンバー2人と、事務所が直接選出したメンバー4人が、I’LL-IT(アイリット)としてデビューすることが決定した。
<最終選抜メンバー:I’LL-IT>
1位:ウォンヒ
2位:ヨンソ
選出:ミンジュ
選出:イロハ
選出:モカ
選出:ユナ
QUEENDOM PUZZLE→EL7Z UP誕生
韓国の音楽専門チャンネルMnetの人気シリーズ「QUEENDOM」は、既に活躍しているK-POPガールズグループが頂点(QUEEN)を目指すサバイバル番組である。これまでSEASON 1とSEASON2が制作され、ボーイズ版「Road to Kingdom」や「KINGDOM : LEGENDARY WAR」が放送された。
『QUEENDOM PUZZLE』は、「QUEENDOM」「KINGDOM」シリーズ第5弾であるが、これまでと違い、すでに活動をしているガールズグループのメンバーやソロ歌手が、個人で競い合い、「パズル」のようにメンバーを選定し、プロジェクトガールズグループを作るという趣旨である。
MOMOLAND出身のジュイ、CLC出身のイェウン、宇宙少女(WJSN)のヨルム、AOAのチャンミ(ドファ)、Weki Mekiのエリー、H1-KEYのリイナとフィソ、woo!ah!のナナとウヨン、NMB48出身の白間美瑠、Rocket Punchの高橋朱里、PURPLE KISSのユキなど、ベテランから新人まで多くのプロアイドルが参加した。
最終的に、上位7名がEL7Z UP(エルズアップ)のメンバーになることが確定。2023年9月14日、1stミニアルバム『7+UP』をリリースしデビュー。放送終了からたった1ヶ月のデビューだった。さらに、EL7Z UPは10月6日と7日の2日間にわたって、サウジアラビアにて開催された「KCON SAUDI ARABIA 2023」へ出演。新人ガールズグループとはひと味違うプロらしいパフォーマンスを見せつけた。
最終選抜メンバー:EL7Z UP
1位:フィソ(H1-KEY)
2位:ナナ(woo!ah!)
3位:ユキ(PURPLE KISS)
4位:ケイ(Lovelyz出身)
5位:ヨルム(宇宙少女)
6位:ヨンヒ(Rocket Punch)
7位:イェウン(CLC出身)
EL7Z UPデビュー曲「CHEEKY」
『The Debut: Dream Academy』(放送中)
『The Debut: Dream Academy』(通称:ドリアカ)は、BTS(防弾少年団)やLE SSERAFIMらが所属する韓国のHYBEと、アメリカの大手レコード会社Geffen Recordsによる、グローバルガールグループを誕生させるオーディション番組。2~3分程度の100本以上の短尺動画を各SNS上で続々と公開していくかたちとなっており、日本ではABEMAで全てのエピソードが配信されている。
出場者たちは3つあるミッションラウンドごとにダンスやボーカル、チームワーク、コンセプトなど与えられたミッションを遂行していき、グローバル視聴者投票と審査員評価を総合した結果を基に、次のラウンドへの進出可否が決まる。
最終デビューメンバーは2023年11月18日(土)に「ライブフィナーレ」で決定となり、今後グローバルに活動していくガールグループのメンバーとしてデビューすることとなる。
実はオーディション番組出身のグループ
以上のように、たくさんのオーディション番組から人気グループが誕生しているが実は現在大活躍中のトップアイドルたちもオーディション番組出身グループが多い。ここでは簡単に、グループ名とオーディション名を紹介しよう。
- TWICE:オーディション番組『SIXTEEN』から誕生
- WINNER:デビュープロジェクト『WIN:Who Is Next』
- SEVENTEEN:『SEVENTEEN』プロジェクトから誕生
- MONSTA X:サバイバル番組『NO. MERCY』から誕生
- iKON:『WIN:Who Is Next』と『MIX & MATCH』から誕生
- PENTAGON:オーディション番組『PENTAGON MAKER』から誕生
- SF9:オーディション番組『d.o.b -Dance or Band-』から誕生
- fromis_9:オーディション番組『アイドル学校』から誕生
- Stray Kids:サバイバル番組『Stray Kids』から誕生
- ENHYPEN:サバイバル番組『I-LAND』から誕生
- TREASURE:サバイバル番組『YG 宝石箱』から誕生
- &TEAM:オーディション番組『&AUDITION – The Howling -』から誕生
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