BTS(防弾少年団)のジョングクが、その並外れた歌唱力でベテラン歌手をも圧倒していたことが明らかに。彼の実力の高さが表れたエピソードに、注目が集まっている。
【動画】[슈취타] EP.19 SUGA with 김종완【該当シーンは19分50秒頃~】
10月17日、BTSは公式YouTubeにて、シュガがホストを務める飲酒トーク番組「슈취타(シュチタ)」のEP.19を公開。今回のゲストは、2001年にデビューした韓民のロックバンド NELLのキム・ジョンワン。キム・ジョンワンは、シュガが2020年にソロプロジェクトAgust Dとしてリリースしたミックステープ『D-2』の収録曲「Dear my friend(어땠을까)」にフィーチャリングで参加したことがある。シュガは学生時代からNELLの大ファンだったといい、彼の音楽スタイルもNELLの影響を受けていると告白した。
そんなキム・ジョンワンが、「Dear my friend(어땠을까)」参加時のエピソードを打ち明けた。彼は、初めて「Dear my friend(어땠을까)」のデモテープを聴いた時、あることに非常に驚いたという。なんと、デモテープのガイドボーカルをジョングクが歌っていたというのだ。
キム・ジョンワンは、ジョングクが歌うガイドボーカルの完成度の高さに衝撃。「すごく(ガイドが)よかった。最初は『これをどうすればいいんだろう』と思った」と、ジョングクのガイドボーカルを超える歌唱ができるだろうかという不安を感じたことを告白した。なんとジョングクは、歌唱力が高すぎるあまりフィーチャリングに参加する歌手を委縮させてしまっていたのだ。
これを聞いたシュガは、ジョングクのガイドボーカルは人々に聞かせるたびにいつも好評であることを明かし「ジョングクは非常に才能あるボーカリストだと思う。ガイドを聴かせると誰もが『これは雰囲気が違う』『自分がこの雰囲気を出せるだろうか』と言う」と、末っ子の能力を誇らしげに語った。
実際にキム・ジョンワンもジョングクのボーカルに圧倒されてしまったといい、「僕のスタイルで歌ってほしくて(デモテープを)送ってくれたはずなのに、しきりにジョングクのスタイルを真似したくなる」と、ジョングクの歌唱スタイルに飲まれてしまっていたことを告白した。
この出来事があってから、所属事務所のBigHitではある決まりが設けられたという。それはなんと「ジョングクをガイドボーカルに使ってはいけない」というもの。その圧巻の歌唱力で実際に楽曲を歌う人にプレッシャーを与えてしまうことを憂慮したようだ。
ベテラン歌手をも圧倒し、不安を与えるほどの歌唱力を誇るジョングク。その実力の高さに、改めて感嘆の声が上がっている。