BTS(防弾少年団)の人柄のよさを改めて証明するエピソードが明かされた。今ほど有名ではなかった時代、あるメンバーがダンサーに対して取った心優しい行動が、ファンを感激させている。
【動画】[INT.] Best choreographer: “BTS destined for success” (PART.2)【該当シーンは1分40秒頃~】
10月9日、K-POP界をけん引する振付師チェ・ヨンジュンがYouTubeチャンネルKOREA NOWのインタビューに答えた。『PRODUCEシリーズ』や、『Girls Planet』『BOYS PLANET』などでダンストレーナーを務め、日本ファンの間では「ヨンジュン先生」と呼ばれて親しまれている彼は、振付師としてのキャリアを築く前からBTSと関わりがあったという。
インタビューでチェ・ヨンジュンは、そんなBTSとの心温まるエピソードをシェア。メンバーたちの人柄がわかるエピソードが、ファンを感激させている。
2015年にリリースされたBTSの楽曲「I NEED U」の振付制作に携わったことについて尋ねられたチェ・ヨンジュンは、「振付に携わる前に、BTSのダンサーを時々やっていた。一緒にステージに上がったりして、彼らに愛着が湧いていた」と告白。そんなダンサー時代の記憶の中でも特に印象深かったというBTSとのエピソードを明かした。
[MV] BTS(방탄소년단) _ I NEED U
チェ・ヨンジュンは、「BTSのメンバーたちは本当に性格がいい」と彼らの性格を絶賛。「スタッフたちによくしてあげるアーティストはロングランすると言われている。僕も若い頃からこの業界にいると、そういうアーティストを見ると『このグループはうまくいくな』というのを感じるが、BTSがまさにそれだった」と、新人時代から成功のオーラを感じていたことを明かした。
チェ・ヨンジュンが感動を受けたのは、あるメンバーがパフォーマンス終わりに見せた行動だという。全力のパフォーマンスを終えたあるメンバーは、ゼエゼエと息を切らしながら水を取りに行ったという。ペットボトルのふたを開けると、そのまま水を飲むのかと思いきや、なんとチェ・ヨンジュンのもとに来てふたを開けたペットボトルを手渡したという。
ダンスのみ踊っているダンサーに比べ、メンバーたちはダンスも歌も表情管理も行っている。確実にダンサーよりもメンバーたちの方が疲れているはずにもかかわらず、ダンサーにまず水を飲ませてあげるという超紳士的な行動に、チェ・ヨンジュンは思わずときめいてしまったという。
「君がもっと疲れているでしょ、飲みなよ」と遠慮しても、「いやいや、ヒョンが先に飲んでください」と譲らなかったというメンバー。彼が水を口にしたのを確認してから、ようやく自身も水を飲み始めたという。この誠実で礼儀正しく親切な行動を目の当たりにしたチェ・ヨンジュンは、「僕が君たちのために最善を尽くして、骨が折れるほど全力で踊ってあげたい」と思うようになったという。
チェ・ヨンジュンをときめかせ、忠誠を誓わせたメンバーの気になる正体は、j-hopeだという。他のメンバーたちも全員優しいというが、チェ・ヨンジュンはj-hopeのこの行動に特に感動したと語った。
チェ・ヨンジュンは約2年間BTSのバックダンサーを務めたというが、その2年間の間メンバーたちは変わらず常に熱心に取り組んでいたといい、その真摯な姿勢を称賛した。BTSがここまで成功できたのは、事務所の力以上に彼らの誠実な人柄のおかげなのかもしれない。