TOMORROW X TOGETHER ヨンジュンが、最近のダンスチャレンジの変化に疑問を呈した。常識ある彼の意見に、ファンからは賛同の声が相次いでいる。
9月13日、アメリカ・ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで開催された米国主要大衆音楽授賞式「2023 MTV Video Music Awards」(以下「MTV VMAs」)に出演し、ブラジルのポップスター Anittaと新曲「Back for More (with Anitta)」のステージを披露したTOMORROW X TOGETHER。メンバーたちは歴代K-POPアーティストとしてデビュー最短でこの授賞式に参加するだけでなく、グローバル音楽市場で最も注目すべきアーティストを決める「今年のプッシュパフォーマンス」部門まで受賞した。
そんなTOMORROW X TOGETHERのメンバー・ヨンジュンが、最近のK-POP業界の流行りに対し、疑問を抱いていることを明かした。その流行りとは、現在K-POPアイドルたちの間でプロモーションの定番となっているダンスチャレンジだ。
ダンスチャレンジとは、アイドルが新曲をリリースした際、他のグループのメンバーと共にサビ部分などのダンスを踊り、TiKToKやInstagram、X(旧Twitter)といったSNSにアップするというもの。撮影は、主に多くのアーティストと会う機会の多い音楽番組出演の際に行われ、グループの垣根を超えたコラボはいつもK-POPファンを楽しませている。
しかし今、そんなダンスチャレンジが、アイドルにとって望まない方向へと変化しているようだ。25日にWeverse Liveで行ったライブ配信中、ファンから「『Smoke』のダンスチャレンジをやるつもりはない?」と尋ねられたヨンジュン。「Smokeチャレンジ」とは、今最も韓国のSNSを席巻しているダンスチャレンジで、Mnetのダンスサバイバル番組「STREET WOMAN FIGHTER 2」のミッション曲として使用されたDynamic Duo&イ・ヨンジの「Smoke」に、人気ダンサー Bada Leeが振り付けを加えたもの。BTS(防弾少年団)のジョングクやV、NCTのテヨンなど、これまでにそうそうたるアーティストたちがチャレンジに参加している。
[스우파2/풀버전] 리더 계급 댄스 비디오 l Smoke (Prod. Dynamicduo, Padi) – 다이나믹 듀오, 이영지 #스트릿우먼파이터2
そんな「Smokeチャレンジ」に参加しないのかと聞かれ、「うーん…」と表情を曇らせたヨンジュン。彼は慎重に言葉を選びながら、「チャレンジの意味がすごく変わってしまっていると思います。MOA(TOMORROW X TOGETHERのファン名)のみなさんたちはもちろん喜んでくださるだろうけど、すべての人が良いコメントを残してくれるわけではありません」「チャレンジは挑戦じゃないですか。あるときから、チャレンジというよりバトル、だれがもっと上手くてみたいな…。楽しく見ればいいのに、『だれのほうがマシだ』みたいなコメントをたくさん見たんです」と話し、楽しい交流であるはずのダンスチャレンジが、ファンの間で、今やどのアイドルがいちばん上手いかを競うバトルのようになってしまっていると心境を吐露したのだ。
さらにヨンジュンは、同じくメンバーのヒュニンカイがSmoke チャレンジに参加した際も、そうした悪質なコメントをいくつか見かけたことを告白。「そういうのは嫌いです」と話し、最近のダンスチャレンジの変化を疑問に思っていると伝えたのだ。
👤“yeon-moke, let’s go” (= yeonjun smoke challenge)
🦊 hmm it’d be..how do i say this? it’d be nice to dance to it but i don’t know, i feel like the meaning of dance challenges has changed a lot these days
🦊 it puts me in a dilemma…of course our moas would like it but not… pic.twitter.com/ux5zBjNZpE— TXT Translations 💬 (@translatingTXT) September 25, 2023
「傷ついたわけではないです!」とフォローしながら、ダンスチャレンジがバトルのように変化している現在の状況に疑問を呈したヨンジュン。楽しくチャレンジに参加したアーティストに対し、だれが上手くてだれが下手だとコメントするのは、アーティスト自身もファンも不快になることだろう。ヨンジュンが打ち明けた正直な心境に、多くのファンが賛同している。