SEVENTEEN ジュンが、練習生時代、所属事務所からトンデモないミッションを課されていたことを告白。人前で歌うことに恥ずかしさを感じていたという彼の苦労に、ファンは驚いている。
7月4日、配信ソロシングル「PSYCHO」をリリースしたジュン。これは昨年9月に発表されたデジタルシングル「LIMBO」以来、約9ヶ月ぶりに公開される新曲で、ジュンは作詞作曲に参加。MVでは破格的なスタイリングまで披露し、中毒性あふれるビートと共にファンの目を引いた。
JUN ‘PSYCHO’ Official MV
そんなジュンが、8月29日、歌手 イ・ムジンがホストを務めるYouTubeコンテンツ「リムジンサービス」に登場した。かねてより番組に出演したかったというジュンは、所属事務所に自ら出演の意思を伝えたそう。オープニングトークでは、収録前に行ったリハーサルを「雰囲気もよくてすごくうれしいです。普段よりもっと楽しんでいる気がします!」と振り返り、ついに実現した番組への出演に胸を躍らせた。
記念すべき1曲目に、イ・ジョクの「Lie Lie Lie」をチョイスしたジュン。透き通るような声で歌い上げると、イ・ムジンはそんなジュンの歌声を「ジュンさんならではの特有の… (原曲には)ない歯擦音(※)が作られるケースがすごく多かったですね!」と分析し、「あれは本当に極限の感情爆発を誘導するときに使われるもので、ジュンさんはABCDパートすべてで(歯擦音を)作り出すので、曲の始まりから終わりまでこの痛い感情を最大化していく感じがして新鮮でした」とその実力を称賛。ジュンだからこそ表現できる世界観に魅了された。
※空気が歯の間の狭い隙間を通過するときに発生する摩擦を利用して出す音
[MV] Lee Juck(이적) _ Lie Lie Lie(거짓말 거짓말 거짓말)
イ・ムジンから、1曲目に「Lie Lie Lie」を選んだ理由について尋ねられたジュン。彼は「じつはこの曲は僕には訳アリの曲で…」と意味深に前置きすると、同曲を披露した練習生時代を回顧。当時のジュンは人前で歌うことに抵抗を感じており、いざ歌う際には、肝心の声が出せなくなるほど緊張してしまったそうだ。
するとジュンは、そんな当時の自分を見かねた事務所から、衝撃のミッションを課されたことを告白。それはなんと、「知らない人を捕まえて曲の1番まで歌う」という、シャイな人間にとってはあまりにも過酷すぎるミッションだ。
そんなミッションで歌った曲こそが、今回1曲目に選んだ「Lie Lie Lie」だっというジュン。彼は江南区庁駅へ向かい、そこでミッションを実行することに。しかしお昼時だったため、人通りもかなり多く、さらには通る人みんなが忙しそうにしていたそう。「歌を聴いてください」とお願いするにはあまりにも適さない状況だったため、立ち止まってくれる人を見つけるのは困難を極めたという。
なんとジュンは、1時間もの間、通りすがりの人々に歌を聴いてくれるよう頼み続け、そのたび「すみません、時間がないので」と断られたそう。そんな状況が繰り返される中、ついに彼の前に救世主が現れる。ある1人のおじいさんがジュンの要請を承諾し、歌を聴いてくれたというのだ。
ジュンが歌った「Lie Lie Lie」が、「昔からすごく好きだった曲」だったというそのおじいさん。さらにおじいさんは、ジュンの歌を聴き終わった後、「感情的な部分はすごく良かったけど、発音をもう少しだけ練習して、韓国人みたいに歌えばもっと良くなるよ」とフィードバックまでくれたそう。にわかには信じられないこのエピソードに、イ・ムジンはぽかんと口を開け、「おじいさんからフィードバックをいただいたんですね!?」と驚いてしまった。
ジュンはそんなおじいさんの誠実さに本当に感動したそうで、「もう一度チャンスがあればお礼のあいさつをしたかった」と感謝の気持ちをあらわに。練習生だった自分に真摯に向き合ってくれたおじいさんの言葉に、自信をたくさんもらったことを明かした。
[リムジンサービス] EP.78 SEVENTEEN JUN | LIMBO, 거짓말 거짓말 거짓말, No One Told Me Why(該当シーンは8分55秒頃~)
事務所から「知らない人を捕まえて曲の1番まで歌う」という超過酷なミッションを課され、1時間もの間通りすがりの人に声をかけ続けたというジュン。思わず耳を疑ってしまう試練の厳しさに驚くことはもちろん、恩人といえるおじいさんとの出会いまで印象的だと、ファンはこのエピソードに衝撃を受けている。