BTS(防弾少年団)シュガが、予想しなかった現実に打ちのめされ、泣きながら両親の間で眠った経験を明かした。
幼い頃から音楽と真摯に向き合い続け、BTSのメンバーとしてはもちろん、今やプロデューサーとして外部のアーティストの制作にも携わるほど幅広く活躍しているシュガ。誠実な人柄の持ち主としても知られている彼が話す言葉は、いつも世界に絶大な影響力を与えている。
そんなシュガが、コロナによって予定されていた多くのスケジュールが取り消しになった際の心境について、知られざるエピソードを明かした。
7月3日、BTSの公式YouTubeチャンネルに、シュガがホストを務めるトークバラエティ『シュチタ』の最新エピソードが公開された。今回ゲストとして登場したのは、数々のバラエティで活躍するコメディアンのチョ・セホだ。普段から交流があるという2人は、親交の深さを感じられる空気感で、軽快なトークを繰り広げた。
チョ・セホが話す過去の苦しかった時期の話を聞きながら、自分が仕事を始めた頃から、BTSという名が世間に知られ始めた頃までを振り返ったシュガ。彼は最もつらかった時期を23歳だと話し、知名度に対し、お金が全然稼げなかったことを告白。そんな中でも家族の前では「大丈夫だよ! 上手くいっているよ!」と明るく振る舞っていたそうだ。
しかしそんなシュガにも、初めて両親に涙を見せた瞬間があったそう。それは、コロナ禍により、公演がすべて中止になったときだ。「公演に行かなきゃいけないのに…待っている人たち(ARMY)がいるのに、なんで行けないんだろう」と当時の心境を語りながら、そんな状況を恨んで号泣したことを明かしたシュガ。そして彼はそのまま、両親の間で眠ったことを告白。18歳から親元を離れて暮らしてきた彼だが、そのときはあまりのつらさをどうすることもできず、両親の間で大号泣しながら寝たことを明かしたのだ。
[슈취타] EP.13 SUGA with 조세호(該当シーンは31分40秒頃~)
予定されたすべてのスケジュールが中止になったことは、これまで休む暇もないほど世界を駆け回って働いてきたシュガにとって、言葉にできないほどの空虚感を味わう経験となったことだろう。自立したシュガが、まるで子供のように泣きながら両親の間で眠ったというエピソードに、ファンは彼の苦悩に心を痛めている。