「PEAK TIME」に出演した“PEAK TIME公式アルバイトアイドル”ことVANNERが、番組優勝後にグループに訪れた変化について明かした。
「PEAK TIME」は、今年2月から4月にかけて放送されたボーイズグループサバイバル番組。出演グループは、デビューしたものの機会に恵まれず知名度を獲得できていなかったり、事務所との契約がすでに終わっていたりと、様々な事情を抱えたいわゆる「マイナー」なグループが大多数を占めていた。厳しい環境に置かれているアイドルたちに逆転の機会を与えるため、優勝チームには賞金3億ウォン(約3000万円)とアルバムの発売、またグローバルショーケースの権利が授与された。
そんなビッグチャンスを見事つかんだのは、VANNER。VANNERは、2019年にデビューした5人組グループで、日本では主に新大久保で活動をする「新大久保ドル」としてアイドル活動を行ってきた。彼らは番組出演前、驚くほど厳しい生活を送っていた。なんと、メンバー全員、そして事務所代表までもがアルバイトをしていたのだ。
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というのも、彼らの所属事務所はVANNERと代表しか社員がいない超小規模事務所。リーダーのテファンはアイドルとしての仕事以外に、通常スタッフが行うべき会社の業務まで任されていたという。そんな過酷な生活の中でも、ステージに対する情熱と愛情だけを原動力にがむしゃらに生きてきたのだ。
そんな彼らは、賞金獲得後どのような生活を送っているのだろうか。最近行われた韓国メディアとのプレスインタビューで、優勝後グループに訪れた変化について明かしている。
まず、彼らは以前の事務所を離れ、Klapエンターテインメントと3年間のマネジメント契約を結ぶことになった。これによってメンバーたちは個人部屋がある宿舎(メンバーたちが共同生活を送る家)に引っ越すことができたことはもちろん、マネージャーも付くようになり、移動のための車も支援され、清潭洞(芸能事務所や高級ブランド店が並ぶ韓国のセレブ街)に練習室もできたという。
また、これまで会社の業務まで請け負っていたリーダーのテファンは、ついに業務から解放された。テファンは「歌手活動に集中できるようになって、幸せな日々を送っている」と語った。
ファンの数も激増。「PEAK TIME」出演前は、ファンカフェの会員数が2千人余りだったVANNERだが、優勝後なんと会員数が4倍に跳ね上がったという。
また、ゴンは「地下鉄に乗っていたら、前に立っていた方がチラチラとこちらを見てきた。そして、スマホの検索窓に僕の名前を入力するのが見えた。恥ずかしかったし、間違った行動を取っていなかっただろうかと心配になって逃げた。このような関心を受けたことがなくてぎこちない」と、自身に気づく人が現れるようになり、人気を実感するようになったと明かした。
ついにアルバイトを辞めたメンバーも。有名カフェブランドで働いていたゴンは、バイト先のオーナーとの心温まるエピソードを明かした。オーナーはゴンが所属するVANNERを熱心に応援してくれていたという。「PEAK TIME」を見て涙を流すこともあったというオーナーはVANNERの優勝を非常に喜び、ゴンに「早くここを辞めなさい」と促してくれたという。
これまでの苦労がついに報われたVANNER。無限の可能性を秘めた彼らのこれからの活躍から目が離せない。