K-POPアイドルが出演する飲酒番組の人気が上昇すると同時に心配の声が寄せられている。
近年、人気上昇中のK-POPアイドルが出演する飲酒番組。ラッパーのイ・ヨンジがホストを務めるウェブバラエティ「もっとつまらないものですが」には、BTS(防弾少年団)のジン、TWICEのナヨンとチェヨン、SEVENTEENのホシ、ドギョム、ジョシュア、BLACKPINKのジス、aespaのカリナなど、大人気アイドルが続々と出演している。
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最近ではBTSのシュガが、お酒を交わしながら進行するトーク番組「슈취타(SUCHWITA)」をスタート。BTSのRMやジミンをはじめ、TOMORROW X TOGETHERのヨンジュンとテヒョン、SEVENTEENのウジ、BIGBANGのSOLなど、こちらにも毎回豪華なゲストが登場し人気を集めている。
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これらの飲酒番組はより素に近いアイドルの姿が見られるとファンに人気だが、一方で心配する声もあがっている。ポップカルチャーの評論家 キム・ハンシクによると、こういったコンテンツはテレビ番組との差別化を図るために生まれているそうだ。テレビでは飲酒に関する映像に関する規制があるが、YouTubeはそこまで厳しくないことから飲酒を取り扱うことでテレビ番組との差別化がしやすいのだという。
一方でYouTubeは比較的、未成年の視聴者がアクセスしやすく、これらの映像がSNSでも拡散されることで、未成年のファンの目に触れる機会が増えてしまう。特に人気のK-POPアイドルが出演していることもあり、影響を受ける10代も増え、彼らの行動をマネするのではないかという懸念が生じるそうだ。
また韓国は世界有数のアルコール消費量を誇る国だが、さらに飲酒の場の需要が増えることでお酒に依存する人が増えてしまうのではないかという懸念もある。アルコールに依存することで社会的交流に障害を与える可能性があると言われているのだ。
アイドルがウェブ番組に出演して飲酒することの是非はこれからも議論が続きそうだ。