5月12日から14日までの3日間、幕張メッセで開催した世界最大級のKカルチャーフェスティバル『KCON JAPAN 2023』が、歴代最多観客である12万3000人の歓呼の中で盛況裏に終了した。
2012年にアメリカで初めてKCONを開催して以来、最も多くの観客が今回のKCONを訪れた。2019年にLAで開かれたKCONの記録を塗り替えた『KCON JAPAN 2023』はイベント規模もやはりこれまで開かれたKCONの中で最大規模を誇った。幕張メッセを訪れた日本の観客は、昼間は韓流コンテンツを体験し、夜はトップクラスのアーティストのSHOWを観覧し、Kカルチャーに魅了された。現在まで「KCON JAPAN」の累積観客はおよそ48万人。日本でKCONは今や欠かせないKカルチャーのランドマークイベントとして位置づけられた。
▲ 歴代最大規模のコンベンション、Kカルチャーの威力を実感させたKCON
3日間毎日午前10時から午後6時まで開かれたコンベンションエリアでは、KPOPからK-FOOD、LIFESTYLE、ビューティー、ファッションまで網羅した259のコンベンションブースと169のプログラムが盛況裏に行われた。 CJ ENM関係者によると、今回のコンベンションに対する爆発的な関心によってホールをもう1つ追加し、歴代のKCONの中で最大規模のコンベンションを開くことができた。 特に今年は来場者がK-POPとK-カルチャーを探し求めて真のKCONer(※KCON来場者や参加者)になる旅程を提供し、観客がK-カルチャーを直接的に体験できる機会が増えた。 K-POPアーティストが直接K-FOODゾーンに訪問し観客と好みのおすすめテストをするコーナーができ、日本のMZ世代に旋風的な人気を集めたK-ドラマ「女神降臨」の中の主人公の部屋をそのまま再現しドラマの中の主人公の気分を味わえる空間も用意された。
この他にも多様な企業が今回のKCONに参加して新製品を単純に展示するのではなく、体験もできるコーナーを設けられたが、各ブースごとに行列ができる風景が繰り広げられ、K-カルチャーの威力を実感させた。 コンベンション会場を訪れたある20代の女性観覧客は「昨年に続き今年もKCONが開かれると聞いて迷いなく参加しました。 K-FOODを普段から好んで食べていますが、今日はここでチーズホットドッグを食べました。 好きなアーティストブースにも行ってきました」と喜びを隠せない様子だった。
中小ベンチャー企業部と大・中小企業・農漁業協力財団と協力し、自力での海外進出が難しい中小企業の進出を支援するKコレクションも開かれた。Kカルチャーのランドマーク行事として位置づけられたKCONが韓国企業の海外進出の踏み台としての役割を果たした。韓国政府と民間が共同で取り組み、ビューティー22社、生活用品10社、食品6社、ファッション2社まで計40社の企業が参加し、KCONの観覧客に直接製品を紹介する機会を持つことができた。また、単純な販売促進を越えてKCONと連携した輸出相談会が開かれ、輸出販路拡大を支援。特に今回のKCONでは韓国のYOUNG POONG CO.,LTD.が日本のバイヤーと5億円以上の大規模輸出契約が成立する快挙を成し遂げた。YOUNG POONG CO.,LTD.関係者は「KCONという立派なプラットフォームを通じて韓国企業を世界的に知らせながら、輸出成果まで出すことができて感謝している」とコメント。ボーイズグループATEEZは今回のK-コレクションのアンバサダーとして、有望な中小企業がKCONを通じて海外と接点を増やすことに寄与した。
▲ 日本のZ世代を虜にした・・・ KCON初の「東京ガールズコレクション」とコラボレーション&人気K-POPアーティストを間近で見られる機会も
2日目の13日(土)には史上最大級のファッションフェスタである「東京ガールズコレクション」との共同イベント「KCON JAPAN 2023×TOKYO GIRLS COLLECTION」が開かれ、観客の呼応を得た。「東京ガールズコレクション」でおなじみのトップモデルが出演するのはもちろん、KCONに参加アーティストCSR、DXTEEN、KINGDOM、PURPLE KISS、STAYC、8TURNなどがファッションショーのステージに上がるというユニークな風景が繰り広げられた。ソウルと東京のライフスタイルに関する最新トレンドに関するトークショーとファッションショーも用意され、東京ガールズコレクションを観覧したある20代の男性客は「日本の有名なファッションショーをKCONで見ることができてユニークだと思いました。K-POPアーティストたちがモデルとして出る姿が不思議でありながらもかっこよかったです」と話した。
幕張メッセのコンベンションエリアでは、K-POPを通じて日本現地のファンにさらに近くなる多様なコーナーで熱気が一層高まった。メインステージであるKCON STAGEをはじめとしてCONNECTING STAGE、DANCE ALL DAYの随所でK-POPアーティストたちが登場しファンとワークショップをしたり、パフォーマンスをするなど観客密着型プログラムが休む間もなく繰り広げられた。また、KCONのシグネチャーコンテンツであるMEET&GREETではATEEZ、ENHYPEN、ITZY、Kep1er、LE SSERAFIM、THE BOYZ、ZEROBASEONEなど18組のトップクラスアーティストが参加しファンと交流した。
▲ 最高のK-POPアーティストによる最高のSHOW、世界中のK-POP観客を魅了したパフォーマンスのステージ!
日本の観客によるK-POPへの関心はいつにも増して熱くなっている。昨年、韓国からのアルバム輸出額が3000億ウォンに迫り史上最高値を記録したが、その中でも他国および地域対比で圧倒的なアルバム輸出額を記録している国がまさに日本だ(出典:韓国関税庁輸出入貿易統計)。このような日本の観客の高い期待感と情熱に応えるように今回の『KCON JAPAN 2023』は華麗なアーティストラインナップで注目された。今回の『KCON JAPAN 2023』は他の公演では見られない特別なステージ構成とシグネチャーステージで埋め尽くされ、幕張メッセを熱く盛り上げた。
初日にオープニングステージはソロアーティストYENAと、ガールズグループKep1erヒカル‐ヨンウン / NiziU RIO-MAYA-RIMA / STAYCアイサ-セウン-ユンがスペシャルコラボレーションを完成し、強烈なパフォーマンスで華麗に幕を上げた。ドリームステージではSTAYCとLE SSERAFIMが12日と13日にステージに上がり、コンベンションエリアで行われたオーディションを通過したファンと共に感動的なステージを作り、日本で熱い人気を博しているNiziU、INI、JO1から新人アーティスト、トップボーイズグループまで3日間グローバルファンを絶えず熱狂させた。
「BOYS PLANET」を通じて184ヶ国および地域のスタークリエイターの選択で誕生した第5世代K-POPボーイズグループZEROBASEONEの初ステージも今回のKCONで公開された。まだ正式デビュー前にもかかわらず、韓国だけではなく日本でも爆発的な人気を立証した彼らは競演曲「Say my name」とプログラムのシグナルソングである「Here I am」を9人バージョンで披露し熱狂的な歓声を引き出した。ワールドワイドに送出された今回の『KCON JAPAN 2023』公演をオンラインで楽しんだ観客も567万人に達した。
CJ ENM音楽コンテンツ本部長のシム・ジュンボムは「今年の『KCON JAPAN 2023』はK-POPを媒介に日本観客にもう一歩近づこうとしました。今回のKCONを通じて持続的にコンベンション規模を拡大しフード、ビューティー、ファッションを総網羅した『K-カルチャー』のランドマークイベントとして位置づけられたことが嬉しい。 今後もKCONは世界各地でKカルチャーの先導役として韓流拡大の裾野を広げていきたい」と明らかにした。
KCONはK-POPショーで韓国型ライフスタイルを体験できるコンベンションを融合したフェスティバルで、2012年に始まりアジア、中東、ヨーロッパ、中南米など世界中を回りました。KCONのオフライン累積観客数はなんと148.6万人に達した。KCONは3月のタイ開催、5月の日本開催に続き8月にはアメリカのCrypto.com ArenaおよびLA Convention CenterでグローバルKカルチャーファンと出会う予定だ。