世界各国で最も人気のあるK-POPアーティストランキングが発表された。
韓国の政府系機関である韓国国際交流財団(KOFICE)が、今年もグローバル韓流トレンド調査を実施。2023年度の結果が発表された。調査では、南北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアなど、世界26ヵ国の15歳から59歳までの合計25,000人を対象に、好きな韓国の歌手/グループが尋ねられ、そのデータがまとめられている。集計の結果、世界で最も人気なK-POPアーティストTOP5は以下のような結果になった。
1位 BTS(防弾少年団)
BTS (방탄소년단) ‘Permission to Dance’ Official MV
1位に輝いたのは、やはりBTS。K-POP史上最も成功したグループといっても過言ではないほど世界中で熱い人気を誇る彼らは、兵役のためグループ7人での活動が一旦休止されている現在でも、圧倒的な支持率で堂々の首位に立った。なんと全体の31.3%がBTSが好きという圧巻の結果を残した。BTSは、中国、タイ、マレーシアを除く23カ国で1位を獲得している。
2位 BLACKPINK
BLACKPINK – ‘Pink Venom’ M/V
YouTube登録者数が8000万人(3月14日現在、8480万人)という、アーティストとしては史上初の記録を成し遂げるほどグローバルな人気を誇るBLACKPINK。最新アルバム「BORN PINK」は、なんと200万枚以上を売り上げ、ビルボード 200で 1位を獲得するという大成功を収めた。10.8%の得票率で2位。
3位 PSY
PSY – ‘That That (prod. & feat. SUGA of BTS)’ MV
3位に輝いたのは、「GANGNAM STYLE」で世界的な知名度を獲得したアーティスト、PSYだ。昨年にはBTSのシュガとのコラボ曲をリリースし、大ヒットを記録した彼が、2.6%という支持率で3位に輝いた。なんと彼は17か国でTOP5入りを果たしている。
4位 TWICE
TWICE “SET ME FREE” M/V
「国民的ガールズグループ」TWICEは、得票率1.8%で4位にランクインした。特に、メンバーのモモ、ミナ、サナの出身国である日本、そしてツウィの出身国である台湾で高い人気を誇っている。
5位 IU
[MV] IU(아이유) _ strawberry moon
「国民の妹」とも呼ばれる歌姫・IUは、得票率1.7%で5位に輝いた。デビュー16年目でも決して衰えることのない熱い人気を証明した。特に、中国で高い投票率を獲得したという。
世界各国でのランキングは以下の通り。各国の個性がよく表れたデータとなっている。
北アメリカ・南アメリカ
アメリカ
1位 BTS – 37.2%
2位 BLACKPINK – 10.8%
3位 PSY – 2.2%
4位 Rain – 0.7%
5位 EXO/IU – 0.5%
カナダ
1位 BTS – 40.6%
2位 BLACKPINK – 8.6%
3位 PSY – 3.4%
4位 BIGBANG – 1.1%
5位 少女時代/Ailee/TWICE- 0.8%
メキシコ
1位 BTS – 46.2%
2位 BLACKPINK – 11.0%
3位 TWICE – 2.4%
4位 PSY – 2.2%
5位 SUPER JUNIOR – 1.4%
ブラジル
1位 BTS – 36.7%
2位 BLACKPINK – 8.8%
3位 PSY- 6.0%
4位 EXO – 2.2%
5位 TWICE/ソンミ – 0.7%
アルゼンチン
1位 BTS – 49.9%
2位 BLACKPINK – 8.4%
3位 PSY – 2.1%
4位 TWICE – 1.4%
5位 ジョングク – 0.7%
ヨーロッパ・ユーラシア地域
イギリス
1位 BTS – 30.4%
2位 BLACKPINK – 9.2%
3位 PSY – 3.5%
4位 EXO/IU – 2.5%
5位 BIGBANG – 1.2%
フランス
1位 BTS – 38.7%
2位 PSY – 6.2%
3位 BLACKPINK – 5.1%
4位 リサ – 0.7%
5位 MAMAMOO/Stray Kids/G-Dragon/ナ・ユンソン/ジン – 0.5%
イタリア
1位 BTS – 37.0%
2位 BLACKPINK – 6.8%
3位 PSY – 4.3%
4位 Stray Kids- 0.7%
5位 iKON/ジョンヒョン – 0.5%
スペイン
1位 BTS – 34.9%
2位 BLACKPINK – 7.7%
3位 PSY – 3.8%
4位 Stray Kids – 1.4%
5位 V – 1.0%
ドイツ
1位 BTS – 32.3%
2位 BLACKPINK – 7.9%
3位 PSY – 2.8%
4位 BIGBANG/Stray Kids – 0.9%
5位 EXO/G-Dragon – 0.7%
ロシア
1位 BTS – 22.8%
2位 BLACKPINK- 3.2%
3位 Stray Kids – 2.4%
4位 EXO/TXT – 1.3%
5位 ヒョナ – 1.1%
トルコ
1位 BTS – 30.8%
2位 BLACKPINK – 16.7%
3位 PSY – 3.0%
4位 TWICE – 2.3%
5位 ク・ハラ/ジミン – 2.0%
中東地域
アラブ首長国連邦
1位 BTS – 39.1%
2位 BLACKPINK – 6.6%
3位 ジョングク – 5.5%
4位 IU – 4.3%
5位 PSY – 3.2%
サウジアラビア
1位 BTS – 22.2%
2位 BLACKPINK – 6.9%
3位 ジョングク – 4.7%
4位 Stray Kids – 1.1%
5位 G-Dragon/ルナ/IU/ジェニー – 0.8%
アフリカ地域
エジプト
1位 BTS – 28.1%
2位 BLACKPINK – 4.4%
3位 ジョングク – 3.3%
4位 Super Junior/ジェニー – 1.5%
5位 V – 1.1%
南アフリカ
1位 BTS – 44.6%
2位 BLACKPINK – 7.3%
3位 PSY – 3.5%
4位 ジョングク – 2.1%
5位 IU – 1.8%
アジア・オセアニア地域
インドネシア
1位 BTS – 34.1%
2位 BLACKPINK – 25.3%
3位 Super Junior – 3.4%
4位 NCT – 2.5%
5位 EXO – 2.2%
インド
1位 BTS – 42.0%
2位 BLACKPINK – 6.3%
3位 ジョングク- 6.0%
4位 IU – 3.4%
5位 PSY – 3.3%
ベトナム
1位 BTS – 27.6%
2位 BLACKPINK – 15.9%
3位 BIGBANG – 9.3%
4位 少女時代 – 4.9%
5位 IU – 2.9%
カザフスタン
1位 BTS – 19.0%
2位 BLACKPINK – 8.0%
3位 PSY – 3.9%
4位 BoA/ジョングク – 1.3%
5位 EXO – 1.0%
中国
1位 IU – 6.7%
2位 EXO/PSY – 5.5%
3位 G-Dragon – 5.0%
4位 少女時代 – 4.9%
5位 BLACKPINK – 4.7%
日本
1位 BTS – 30.4%
2位 TWICE – 11.7%
3位 KARA – 4.8%
4位 BLACKPINK- 3.4%
5位 少女時代 – 2.6%
台湾
1位 BTS – 12.1%
2位 TWICE – 10.2%
3位 IU – 9.3%
4位 BLACKPINK – 6.0%
5位 少女時代 – 4.0%
タイ
1位 BLACKPINK – 35.1
2位 BTS – 10.3
3位 リサ – 9.1
4位 GOT7 – 8.1
5位 ジャクソン – 2.1
マレーシア
1位 BLACKPINK – 28.9
2位 BTS – 26.2
3位 BIGBANG – 4.2
4位 IU – 2.9
5位 TWICE – 2.2
オーストラリア
1位 BTS – 33.4
2位 BLACKPINK – 10.3
3位 PSY – 1.9
4位 少女時代 – 1.4
5位 BIGBANG/リサ – 1.2
日本では、第二次韓流ブームで国民的な人気を獲得した少女時代、KARAがランクイン。タイではBTSを押さえてBLACKPINKが1位に輝いた。これは、タイ出身メンバーのリサの影響が大きいと考えられる。4位にランクインしたGOT7も、タイ人メンバーのジャクソンが所属するグループであるためだ。各国の個性がにじみ出た興味深いデータの数々に、注目が集まっている。