BTS(防弾少年団)シュガが、何度も泣きながら観たというドラマを明かした。それほどまで彼の記憶に色濃く残っている作品とは、いったい何だったのだろうか。
3月2日、BTSの公式YouTubeチャンネルに、シュガのトークバラエティ「シュチタ」の新エピソードが公開された。今回のゲストは、韓国を代表する名俳優であるイ・ソンミン氏。同じ大邱出身といった共通点の多い2人は、アーティストと俳優という職業の垣根を越え、濃密なトークを繰り広げた。
そんな番組の中で、シュガが何度も涙を流すほど胸を打たれた作品について明かした。それは、ゲストであるイ・ソンミン氏の代表作ともいえるドラマ「ミセン」だ。
2014年に放送され、名立たる賞を総なめにし、韓国では社会現象を巻き起こすほど大ヒットした「ミセン」。このドラマでは、挫折を経験した主人公が大手総合商社に高卒で入社し、たくさんの上司や同僚との関わりを通じて成長していく様子が描かれている。イ・ソンミン氏は、そんな主人公が所属する営業第3チームのトップで、信念と責任感にあふれた部下思いの上司を熱演した。
憧れのイ・ソンミン氏に、「これまでに演じられた役柄の中でいちばん気に入っている役柄はあるか」と尋ねたシュガ。するとシュガは、自分にとって印象に残っているイ・ソンミン氏の役柄を、「僕は『ミセン』だったと思います」と打ち明けた。
シュガは「観ながら本当にたくさん泣いたんです。なぜなら僕はあのときの役を見て、良い大人の姿だと思ったんです」と続け、イ・ソンミン氏が演じたオ・サンシクという役を通じ、“良い大人”のあり方を学んだと告白。イ・ソンミン氏が「そうありたかった。そういう役柄でありたかったです」と共感すると、シュガは「なのでものすごく励まされました」とドラマを視聴していた当時の心境を振り返り、「ミセン」という作品がどれほど自分に大きな影響を与えたか、その思いを明かしたのだ。
[슈취타] EP.6 SUGA with 이성민(該当シーンは26分47秒頃~)
イ・ソンミン氏が熱演した「ミセン」を通じて良い大人の姿を知り、励まされたというシュガ。何度も泣いてしまうほどドラマに感動したというその告白に、ドラマを視聴したファンからは共感の声が寄せられている。