XGが、デビュー前に経験した過酷な練習生生活を明かした。彼女たちの圧巻の実力を育成した厳しい生活に驚きの声が上がっている。
XGは、日本の大手エンターテインメント企業avexと韓国の芸能事務所XGALXがタッグを組んで行われた日韓共同プロジェクト「X-GALAXY」から誕生した7人組ガールズグループ。メンバーは全員日本人だが、韓国を舞台に活動を行っている新しい形のアーティストだ。2022年3月のデビュー以来、その高いダンス能力や歌唱力、言語能力、常識にとらわれない規格外なスタイルの音楽やパフォーマンスが大きな注目を集めている。そんな圧巻の実力を誇る彼女たちの背景には、血のにじむような努力があった。
2月28日、XGは韓国の英語メディアThe Korea Heraldのインタビューに答えた。インタビューでは、7人がどのようにしてヒップホップ/R&Bガールズ グループとして韓国でデビューするに至ったのか、その経緯が掘り下げられた。そんな中語られた、XGの練習生生活についての言及が注目を集めている。
リーダーのジュリンによると、XGの準備期間はなんと5年にもわたったという。歌からパフォーマンス、ビジュアル、さらには態度まで、あらゆる面で完璧さが求められるK-POP界。そんな業界に足を踏み入れることになったメンバーたちは、5年という長い間、K-POPトレーニングシステムに従って韓国と日本を行き来しながらトレーニングに励んだそうだ。厳しいトレーニングと忙しいスケジュールに、メンバーのハーヴィーが鼻血を流したこともあったという。しかし、そこで練習を中断することはせず、なんと鼻にティッシュを詰めたまま練習を続けたというパフォーマンスに対する貪欲さが垣間見えるエピソードも公開された。
ジュリンは「最も厳しい時期には、月に4回の評価テストがありました。練習のために睡眠を削らなければなりませんでした」と当時のハードな生活を明かした。通常、練習生たちが課される評価テストは月に1~2回と言われている。それを遥かに上回る4回という回数が課されたメンバーたち。睡眠時間を取ることすらままならないほどの厳しいスケジュールを強いられていたのだ。
チサは、当時のジュリンの様子について「ジュリンが1回の評価テストのために5セットのラップを暗記しようとしていたのを覚えています。彼女は練習のために朝5時まで起きていました」と振り返った。ジュリンは「当時は文字通り、寝ながら歌詞を覚えていました」と付け加え、どれほどハードな練習を行っていたかを表現した。ココナは、5年にわたるこの厳しいトレーニングによって体力だけでなく精神も強化されたと語った。
また、メンバーたちは大ヒット曲「MASCARA」について、この曲を「伝説の曲」と表現した。その理由は、「MASCARA」に費やされた膨大な時間。なんとこの1曲のために2年間も練習したというのだ。
XG – MASCARA (Official Music Video)
日本人グループが経験した過酷な練習生生活や知られざる裏話の数々に、ファンからは驚きの声が上がっている。