(G)I-DLEが、ある賞の受賞に意外な反応を示した。その意外な理由に、ファンからは笑いが起こっている。
(G)I-DLEは昨年、1stフルアルバム「I Never Die」、5thミニアルバム「I love」の2枚のアルバムをリリース。その両方が見事大ヒットを収めた。タイトル曲「TOMBOY」と「Nxde」はどちらも韓国主要チャートすべてのリアルタイムチャートで同時に1位を獲得する「パーフェクト・オール・キル」を達成。その圧巻の大衆人気を証明した。
(여자)아이들((G)I-DLE) – ‘TOMBOY’ Official Music Video
(여자)아이들((G)I-DLE) – ‘Nxde’ Official Music Video
その人気を称え、(G)I-DLEは1月19日に開催された音楽授賞式「第32回ソウル歌謡大賞」で「本賞」と「ベストパフォーマンス賞」を受賞し、名誉ある2冠を達成した。しかし、「ベストパフォーマンス賞」の受賞が発表された際のメンバーたちの反応は意外なものだった。
なんと、カメラに抜かれたメンバーたちがなぜか爆笑しているのだ。喜びの笑顔というよりは、驚きのあまり出た笑みのようにも見える様子でケラケラと笑っている。
Best Performance Award #GIDLE
and their reaction 😂😂😂😂 pic.twitter.com/6L5rEYmc0n
— keeper (@reminniescence) January 19, 2023
これには意外な理由があった。実は彼女たちは以前からダンスをあまり得意としないことを自称しており、パフォーマンス賞の受賞に否定的だったのだ。そんな彼女たちは事あるごとにあるワードを発してきた。それは、「アイドルはダンスが全てじゃない」というもの。昨年公開されたコンテンツの中でも複数回登場した印象的な言葉だ。
10月に公開された「アイドル人間劇場」でソヨンは「ダンスの監督が私たちのダンスを見る度に言います。私たちが1位を取ってからというもの、『ダンスが全てではない』と全てのアーティストに言うようになりました」と明かした。実際にダンスを監督する担当者でさえも彼女たちのダンスが上手いとは思っていないというのだ。
動画はこちら【該当シーンは9分26秒頃~】
昨年11月に公開されたDingo Musicの飲酒コンテンツ「이슬라이브2」では、大勢の事務所スタッフの前で乾杯の合図として「アイドルはダンスが全てじゃない」と高らかに叫ぶ様子まで見せた。
動画はこちら【該当シーンは0分31秒頃~】
「2022 GMA (GENIE MUSIC AWARDS)」の裏側では、こんなやり取りも見られた。授賞式を控えたシュファが、「受賞したい賞はパフォーマンス賞」と冗談を飛ばすと、それを聞いたウギが「良心というものがないのか」と一喝。自分たちはパフォーマンス賞とは縁がないと完全に思い込んでいるようなのだ。
ミンニも、「さっきシュファがパフォーマンス賞受賞したいって言ってたじゃないですか。良心がないね」と自らのパフォーマンス力をまるで信じていない様子を見せた。
動画はこちら【該当シーンは5分17秒頃~】
しかしその数か月後の1月19日、(G)I-DLEは夢にも見ていなかった「ベストパフォーマンス賞」を受賞することになるのだ。
確かに、近年のK-POPアイドルのダンス能力の高さは目を見張るものがある。それと比べると若干劣っている部分があるのかもしれないが、(G)I-DLEのパフォーマンス中の舞台掌握力の高さはK-POPアイドルの中でもトップクラス。思わず引き込まれてしまうような表情演技で迫力あるオーラをまとって歌い踊る彼女たちは、まさに「パフォーマンス賞」に相応しいアーティストだ。今回の受賞が、「アイドルはダンスが全てじゃない」ことを改めて証明した。