BTS(防弾少年団)ジョングクが、メンバーたちをその存在感で恐怖させた。メンバーに容赦なく嚙みついていく彼の様子に、ファンは爆笑している。
1月10日に公開されたバラエティコンテンツ「Run BTS! 2023 Special Episode」で、「異議ありゲーム」に挑戦したBTS。これは、1~5までの数字が書かれたサイコロを投げ、コマをゴールまで進めるゲームだ。ただしサイコロを見ることができるのは投げたプレーヤーのみで、プレーヤーは出た数字を偽って報告することができる。見守るメンバーたちがその報告をウソだと思った場合、「異議あり!」と叫んでサイコロの数字を確認。もし報告が真実なら、投げたプレーヤーはその数字の分コマを進めることができ、異議を唱えたプレーヤーはその数字の分、後ろに進まなければならない。反対に、投げたプレーヤーが本当に虚偽の数字を報告していれば、投げたプレーヤーはその数字の分後ろに進まなければならず、異議を唱えたプレーヤーはその数字の分、前に進むことができる。またサイコロには6の代わりに「ウソ」と書かれている面があり、それが出た場合、プレーヤーは必ずウソをつかなければならない。相手の表情を鋭く観察すると共に、自分のリスクも顧みなければならないという、正真正銘の心理戦だ。
だれかがサイコロを振るたび、「異議あり!」と唱え続けたメンバーたち。しかし回数を重ねるにつれ、その声は次第に小さくなってきた。なぜなら、順調にコマが進んでいくと共に、失敗した際のリスクがその分大きくなるからだ。万が一、「異議あり!」と唱えて失敗した場合、その数字の分、コマを戻さなければいけなくなる。リスクを考慮し、メンバーたちはお互いの報告に「異議あり!」と唱えることに消極的になっていた。
しかしそんな雰囲気の中でも、ただひとり、ひたすら「異議あり!」と唱え続けたメンバーがいる。それが、グループの末っ子・ジョングクだ。ジョングクがそこまで大胆になれる理由は、ずばり「失うものが何もないから」。なんとジョングクは、ひたすら「異議あり!」と挑戦するあまり、たとえ成功してコマを進めることができても、すぐに失敗して戻ることになり、永遠にスタート地点にいたのだ。スタート地点にいるということは、もはや失敗など痛くも痒くもない。ジョングクは自分だけがスタート地点に取り残されていることを逆手に取り、容赦ない「異議あり!」攻撃で、メンバーたちの企みをひたすら妨害し続けたのだ。
自ら「どうせ僕は何も失いません」と力強く宣言し、異議を唱え続けたジョングク。そんな末っ子の大胆さに、シュガは「ほんと失うものがない子たちがいちばん怖いよね」とタジタジになってしまった。その後もジョングクの勢いは止まらず、メンバーが数字を報告するたび、「異議あり!」を連発。ひとりで孤独な戦いを繰り広げ続けた。
세상 무서울게 없는 출발점 정국잌ㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋ pic.twitter.com/br0fJJMV1H
— 꾹끼 (@KOOK0901_rabbit) January 10, 2023
するとそんな恐れを知らないジョングクに、とつじょ幸運が舞い降りた。ジミンの「2です」という報告に、当然のように異議を唱えたジョングク。お決まりとなった展開だが、なぜかジミンの顔は引きつっている。なんとこのとき、ジミンのサイコロには「ウソ」の面が出ており、ジミンは強制的にウソをつかなければいけない状況に陥っていたのだ。そのため、ジョングクのチャレンジは大成功。ジミンの「ウソです」という告白に、ジョングクは「ついに前に進みます!」と大興奮し、メンバーたちまで、まるで自分のことのように「成功しましたよジョングクさん!!」と大喜び。予想だにしなかったこの展開に、RMとシュガは「こうだから失うものがない人がいちばん怖いんだよ!」「失うものがない子がいちばん怖いよほんと!!」と震えあがってしまったのだ。
Run BTS! 2023 Special Episode – Next Top Genius Part 2(該当シーンは8分05秒頃~)
失うものが何もないという状況を武器に、メンバーたちの挑戦を妨害し続けたジョングク。メンバーたちを恐怖させる彼の大胆不敵さが面白すぎると、ファンは末っ子の暴走に爆笑している。