NewJeansが、所属事務所代表のミン・ヒジンから受けたアドバイスについて明かした。シンプルだが実はかなり難しく、深い意味が込められたその内容に、感心の声が上がっている。
デビュー以来、圧倒的な話題性と人気を誇るNewJeansは、現在韓国で最も注目されている新人と言っても過言ではない。1月2日にシングルアルバム「OMG」をリリースし初めてのカムバックを果たすと、アルバムの初週売上は前作の約2倍となる70万1,241枚を記録。SpotifyにおけるK-POPガールズグループの初週ストリーミング数は約4,030万回で歴代4代目となる記録を達成し、止まることのない圧巻の勢いを見せている。
NewJeans (뉴진스) ‘OMG’ Official MV
NewJeans (뉴진스) ‘Ditto’ Official MV (side A)
そんな彼女たちの活躍を陰で支えている、非常に重要な人物が存在する。K-POPファンの間でもよく知られているその人物は、ミン・ヒジン。ミン・ヒジンは、SMエンターテインメントで少女時代やSHINee、EXO、f(x)、Red Velvet、NCT等のアートディレクターを務めてきた敏腕ディレクターだ。そんな彼女がSMエンタを退社し、HYBEに移籍。傘下レーベルであるADORを設立し、新境地で初めて手掛けるグループが、NewJeansなのだ。
昨年12月14日に放送されたtvN「ユー・クイズOn The Block」では、ミン・ヒジン本人やメンバーたちから、グループに関する数々のエピソードが明かされ、彼女たちがNewJeansにかける熱い思いや深い愛情が明らかになった。そんな放送でメンバーたちは、ミン・ヒジンから言われたという重要なアドバイスについて語った。
動画はこちら【該当シーンは19分08秒頃～】
番組ホストを務めるユ・ジェソクから、ミン・ヒジンがよく言っていることは何かと尋ねられると、ハニはこう答えた。
「どんなことでも楽しみながらやれば、見ている人もその楽しさを感じることができる」「楽しさは何にも勝る」
ミン・ヒジンは、「楽しむこと」の重要性をNewJeansによく説いているというのだ。シンプルなアドバイスだが、実行するのは簡単ではなかったという。ミンジが「最初は楽しむことが難しかった」と明かすと、ハニもこれに共感。「無理やり楽しもうとしたら上手くいかなかった」と、なかなか純粋に楽しむことができなかった過去を振り返った。
そんな彼女が初めて楽しさを純粋に感じたのは、スペインでMVの撮影をした時だったという。「すごく楽しいんです。ついに見せることができるから」と、長い期間必死に練習してきたパフォーマンスを世に出せることに楽しさと喜びを感じたことを明かした。ハニは、どんなステージをしている時も、このスペインでの記憶が浮かぶという。
そんな経験から彼女たちが学んだことは、「楽しむためには、多くの準備が必要だ」ということ。徹底した練習があってこそ余裕が生まれ、初めて心から楽しむことができるのだと気づいたという。
「楽しむためには多くの準備過程が必要だと思います」
実は、ミン・ヒジンが彼女たちに伝えたかったことはまさにそれだった。個別で行われたインタビューで彼女は、「楽しむことも練習が必要なんです。自然に楽しめることは限られている」「好きで始めたことを楽しみ続けるためには、プロフェッショナルな努力が必要」と語っていたのだ。メンバーたちはそれを早くも悟ったようだ。
またミン・ヒジンは、メンバーたちに余計な負担をかけることなく、ただ楽しむことに専念してもらえるようにしていると明かした。「メンバーたちには間違ってもいいと言っている」「楽しい雰囲気を感じられればそれでいい」と明かし、その理由について「お金や成功もいいけれど、本人が楽しくなければ何事もつらい」「メンバーたちには楽しみ方を知っている人になってほしい」と語り、成功やキャリアよりも彼女たちが純粋にパフォーマンスを楽しんでくれること、そして将来の人間性を重要視していると明かした。
ミン・ヒジン「お金や成功もいいけれど、本人が楽しくなければつらいんです」
「私が望むことはメンバーたちが心から楽しみ方を知っている人になること」
若い年齢でデビューしたメンバーたちをただ利益のための手段として使うわけではなく、人間として健全に成熟した将来の姿まで見据えながら、サステナブルに彼女たちの人生をサポートするミン・ヒジンのスタイルに、ファンからは感心の声が上がっている。
