今年も多くのK-POPアイドルが大学入試に挑む。
いよいよ明日に迫った韓国の「大学修学能力試験」。この試験は、日本でいう大学入学共通テスト(旧センター試験)のようなもので、略して「スヌン」と呼ばれている。
厳しい学歴社会の韓国では、国全体でこのスヌンを全力サポートすることで知られている。受験会場の前には大勢の後輩や家族が駆けつけて大きな声援を送り、遅刻しそうな生徒がいれば警察が会場まで送り届け、英語のリスニング試験前後には、騒音対策として国土交通部(日本でいう国土交通省)が航空機の飛行を制限する。
そんなスヌンは、大学進学を希望するK-POPアイドルたちはもちろん受験必須。毎年、忙しい活動の合間を縫って熱心に勉強をしてきた高校3年生のアイドルたちが試験に挑んでいる。
今年のスヌンは、主に2004年生まれの高3が対象となり、2004年生まれのアイドルたちの受験状況に関心が集まっている。韓国メディアOSENがまとめた、今年スヌンを受けるK-POPアイドルたちを以下で紹介する。
Kep1er ヨンウン、ヒュニンバヒエ
ヨンウン
この投稿をInstagramで見る
ヒュニンバヒエ
この投稿をInstagramで見る
今年1月にデビューを果たし、国内外で休みなく活動してきたKep1er。ヨンウンとヒュニンバヒエは、そんな忙しいスケジュールの中、学業にも力を入れてきたようだ。明日行われる試験で、大学入学に挑戦する。
EPEX アミン、ベクスン
アミン
この投稿をInstagramで見る
ベクスン
この投稿をInstagramで見る
EPEXは、2021年にC9エンターテインメントからデビューした8人組新人ボーイズグループ。メンバーのアミンとベクスンは共に一般高校に在学中だ。活動と学業を並行しにくいアイドルという職業の特性上、芸術高校のような専門的な高校出身のアイドルが大多数である中で、一般系高校に進学しスヌンを受けることは極めて忙しく大変だと言われている。
アミンは、所属事務所を通じて「同年代の友達と隔たりなく付き合いたい気持ちがあった。悩みの末に一般高校に通うことになった」と一般高校への進学理由を明かした。ベクスンも「スケジュールを合わせにくくても、海外日程でない限り学校はできるだけ登校しようと本当に努力している」と学業に対する熱意を示した。ファンからは、勤勉な2人への応援の声が上がっている。
他にも、BAE173 ドハ、ATBO ヨンギュ、スンファン、ウォンビンも、今年のスヌンを受けることが明らかになっている。
一方で、スヌンは受けず、一旦は本業の芸能活動に集中することを決意したアイドルたちも多数存在する。IVE チャン・ウォニョン、リズをはじめ、NewJeans ミンジ、NMIXX ジニ、ソリュン、ベイ、STAYC ユン、ジェイ、LIGHTSUM ジュヒョン、ユジョン、woo!ah! ルーシー、ミンソ、ENHYPEN ジョンウォン、TREASURE ジョンウなどが、今年の受験を見送ることを明らかにしている。