実は、NewJeansが世界にお披露目されるまで、HYBE側はどんなグループが新たにデビューするのか全く知らなかったことが明らかになった。
NewJeansは、BTS(防弾少年団)らが所属するHYBEの傘下レーベルとして新たに設立された「ADOR(All Doors One Room)」から、デビューしたばかりの5人組ガールズグループ。これまでSMエンターテインメントで少女時代やSHINee、EXO、f(x)、Red Velvet、NCTなどのアートディレクターを務めてきた敏腕ディレクター ミン・ヒジンがADORの代表を務め、新境地で初めて手がけるグループだ。
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【動画】NewJeans (뉴진스) ‘Attention’ Official MV
みずみずしさあふれるフレッシュなコンセプトと、どこか懐かしさを感じる独特な世界観が特徴のNewJeansは、プロモーション活動を本格始動すると同時に、いきなりミュージックビデオを公開。既存のガールズグループとは一味違うプロモーション方法と、“HYBEらしい”真新しいコンセプトでファンを魅了している。しかし、実は彼女たちが初めてミュージックビデオを公開するまで、HYBE側はNewJeansについて何も知らなかったというのだ。ミン・ヒジンが米Billboardとのインタビューで明かしている。
ミン・ヒジンによると、ADORは自主性を持った会社としてスタートしたため、HYBEの運営とは全く関係がないそう。そのため、デビュー前はもちろん、実際にグループがお披露目されるまで、HYBE側はNewJeansの方向性やコンセプトなど、全く知らない状況だったという。
「7月22日に、最初のミュージックビデオが公開されるまで、彼ら(HYBE)は実際に私たちが何をリリースしようとしているのか知りませんでした(笑)」(ミン・ヒジン)
【動画】NewJeans (뉴진스) ‘Hype Boy’ Official MV (Performance ver.1)
実は、このHYBEがあまり関わらないことも戦略の1つだったそう。すでに“ミン・ヒジンのグループ”として大きな注目を浴びていたNewJeansは、より多くの関心を音楽そのものに向けるため、あまりHYBEについて言及しなかったそうだ。
またミン・ヒジンは、グループの注目度の高さだけでなく、デビューEP『New Jeans』に収録される4曲すべてに自信があったそう。そのため、現代未聞の「Attention」、「Hype Boy」、「Cookie」の3つの曲をタイトル曲として掲げ、売り出すことにしたそうだ。
「それがEPに収録される曲すべてに自信があった理由で、3曲をタイトル曲にした理由でもあります。いつもタイトル曲だけが注目されるのをとても残念に思っていたんです」(ミン・ヒジン)
【動画】NewJeans (뉴진스) ‘Cookie’ Official MV
ADORの独立的な戦力が功を奏して、華々しいデビューを飾ったNewJeans。今後のさらなる活躍に期待だ。