IVEのMVに込められた、緻密なコンセプトが鳥肌ものだと話題になっている。
IVEは8月22日、3rdシングル「After LIKE」をリリースしカムバックを果たした。アルバムは公開直後から大きな反響を呼んでおり、音楽チャートに続々とランクインするほか、アルバムの初動販売枚数が歴代ガールズグループのランキングで3位以上を確定させる(24日時点でまだ集計中)等、圧巻の成績を残している。
IVE 아이브 ‘After LIKE’ MV
そんな「After LIKE」のコンセプトに関するある考察が、ファンを感嘆させている。驚きの精密なコンセプトを、韓国のニュース系YouTuber 이슈피드がまとめた。
レトロコンセプトの「After LIKE」は、原色を多用した華やかなMVが目を惹く。この曲は、1978年にリリースされ、大ヒットを記録したアメリカの歌手グロリア・ゲイナーの名曲「I Will Survive」をサンプリングしている。「I Will Survive」が、テレビが白黒からカラーに変わっていった年代に発売されたことを反映したのだろう、「After LIKE」のMVにはこの「テレビ」が積極的に多用されている。
MVの冒頭では、カラーテレビの象徴とも言えるカラーバーで画面が彩られている。また、カラーテレビにも用いられる「光の三原色」とそれらから作られる3色の色を、レイはグリーン、イソはイエロー、リズはシアン、ユジンはマゼンタ、ウォニョンはレッド、ガウルはブルーと、メンバーに置き換えてMVに登場させている。
光の三原色をすべて合わせるとホワイトになるため、6人全員が団体で踊るシーンでは白いステージが用いられている。黒を基調としたシーンでも、それぞれが担当する色のアクセサリーをつけ、そのコンセプトを貫いている。
MVの各所でテレビ撮影用の大きなカメラが映り込むのは、MV冒頭のカラーバーを通過して視聴者がテレビの中に入り込んだことを暗喩していると言われている。
また、これまでのアルバムに隠された驚きの設定も明らかになった。デビュー作から今までのアルバムジャケットを三角形に並べると、なんと今回の作品の重要なポイントである「光の三原色」が浮かび上がるのだ。
実はこの「光の三原色」は、デビュー作からひっそりと登場していた。「ELEVEN」のMVで、ユジンが座る椅子の下にカラーバーが映されているのだ。また、レトロなブラウン管テレビも小道具として登場しており、今回の作品との関連性を感じさせる。
3作を通して完成した光の三原色が次回作で合わさり、次は白を基調としたコンセプトの曲でカムバックするのではないか、という推測もされている。
この納得せざるを得ない綿密に練られたコンセプトに、ファンは感激。「鳥肌が立った」「よく作りこまれてる」「IVEが売れてる理由はこういう他にないコンセプトと世界観にあるんだろう」と、称賛の声が相次いでいる。