STAYCの活動曲が突如大幅に変更された。実はこれには深い理由があった。実力の高さとパフォーマンスへのこだわりがあふれたステージに、感激するファンが相次いでいる。
STAYCは、メンバー全員が優れた実力の持ち主として知られる実力派グループ。「生歌は歌手なら当然」「生歌じゃないとやる気が出ない」との発言が飛び出すほど、プロ意識と生パフォーマンスへの意欲が高く、「ASAP」「RUN2U」等、デビュー後わずか1年足らずでヒット曲を連発中だ。
現在、3rdシングルアルバム「WE NEED LOVE」をリリースし、カムバック活動の真っただ中の彼女たち。タイトル曲「BEAUTIFUL MONSTER」を引っ提げ、積極的なプロモーション活動を行っている。
STAYC(스테이씨) ‘BEAUTIFUL MONSTER’ MV
そんな最新曲「BEAUTIFUL MONSTER」は、夏らしいサウンドとキャッチーなメロディが印象的な、大人っぽいSTAYCの魅力を感じられる曲。息の合ったダンスパフォーマンスも、ファンの注目を集めた。
しかし、そんな活動曲に突如大きな変更が見られた。8月4日にSTAYCが出演した音楽番組「M COUNTDOWN」のステージでのこと、本来であれば隊形を作りポーズを取りながら曲の始まりを待つはずだが、この日のステージではなんと全員が椅子に座って曲を歌い始めたのだ。その後一度も立ち上がることはなく、レゲエ調にアレンジされた「BEAUTIFUL MONSTER」を、ボーカルに全力を注ぐステージを披露した。さすがはSTAYC、うっとりしてしまうほどの圧巻の歌唱力で曲を歌い上げ、ファンを沸かせた。
[STAYC – BEAUTIFUL MONSTER] #엠카운트다운 EP.764 | Mnet 220804 방송
しかし、突然の曲の変更に疑問の声もあがった。いったいSTAYCに何があったのだろうか。
実はこの突然のステージ変更は、メンバーのアイサの足のケガを考慮したものだったようだ。踊れないアイサをフォローするため、ボーカルに特化したステージに変更したようだ。
一般的にK-POP界では、ケガをしたメンバーが発生するとそのメンバーはステージに立つことができなかったり、1人だけ椅子に座ってパフォーマンスをしたりと、疎外感を感じるステージ構成になってしまうことが多い。しかしSTAYCは、全員でパフォーマンスをすることを重要視したようだ。ケガをしたアイサに合わせ、全員で座って歌うという選択をしたのだ。
理由を知ったファンたちは、この選択に感激。全員でのパフォーマンスへのこだわりと、不測の事態にも臨機応変に対応し、見事なステージを披露した彼女たちの実力の高さに感嘆の声が上がっている。