【詳細レポート!】JO1、全力パフォーマンスに感激! 各メンバーの成長と個性を感じるステージ・・ 曲ごとに11人の魅力にせまる – [2ND ALBUM発売記念ショーケースイベント]

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6月20日、JO1はJO1 2ND ALBUM発売記念ショーケースイベント「PARTY With Us」を開催。デビュー後、2作品目となるアルバム『KIZUNA』のリリースを記念し、5曲のパフォーマンスを披露した。

今回は配信でも公開された『With Us』『Walk It Like I Talk It』『Algorithm』『Touch!』に加え、開場来場者にのみ披露された『ZERO』のパフォーマンスについてもレポートしていきたい。

With Us

©LAPONE ENTERTAINMENT

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まずパフォーマンスされたのはアルバムのリード曲『With Us』。この楽曲は「困難が待ち受けてもいつまでも一緒にいよう」というメッセージが込められた、明るい曲調の作品だ。

『With Us』冒頭で印象的だったのは川尻蓮の表情だ。ダンスとボーカルどちらも完ぺきにこなせるオールラウンダーとして活躍している川尻だが、今回はそれら2つに加えて表情でも成長を見せた。川尻の明るい笑顔は『With Us』の爽やかで明るいコンセプトにピッタリ。曲の魅力を際立たせ、ステージを一層輝かせていた。

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河野純喜はやはり声量が圧倒的だ。エネルギーあふれる彼の声が響き渡る瞬間に今回も感動した。『With Us』のサビ部分で伸びやかに上がっていく彼の歌声は聞いていてとても気持ちが良い。芯の通った力強い声はJO1の宝物だと改めて感じた。

川西拓実はこの曲でメインボーカルに並ぶレベルの存在感を見せた。今回もハンドマイクを使用しながらパフォーマンスした彼。自分のパートではときにダンスを止めながらもボーカルに集中し、丁寧に歌い上げる姿が印象的だった。『With Us』ではサビを担当している彼だが、最後に音程が上がる部分もきれいに歌いこなしていた。その他のパートでも、彼は音程にとても気を遣いながら歌っているように感じた。

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川西は自身のボーカルへの自負心がますます増していっているように思う。成長していくにつれて、自信も増しているのだろう。今回のステージからも彼のボーカルメンバーとしてのプライドが感じられた。

Walk It Like I Talk It

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2曲目はアップテンポな曲調に合わせた激しいダンスパフォーマンスが人気の『Walk It Like I Talk It』。このパフォーマンスでは白岩瑠姫の姿が印象に残っている。

今回の白岩のパフォーマンスからは一種の「圧」のようなものを感じた。これまで彼に対しては爽やかな印象が強かったのだが、『Walk It Like I Talk It』でのパフォーマンスを見て、彼のパフォーマンスに力強さが増しているのがわかった。もともと表情で魅せることが多かった彼だが、ダンスのレベルが上がり、身体と表情を組み合わせることによる“相乗効果”が生まれたのだろうか。キレのある動きと、カリスマあふれる表情が相まって、迫力のあるパフォーマンスに仕上がっていた。

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『Walk It Like I Talk It』では、佐藤景瑚の動きにも目を引かれた。彼は完全に自分の魅せ方を確立したようだ。サビ前、彼は前髪をサラッとかき分けていたのだが、その動作がなんとも美しかった。この行動が意図的かそうでないかは定かではないが、この動作によって彼の中性的で神秘的なビジュアルがより際立っていたように思う。

「突き抜けた杭を人は打てずに」のパートでは、表情のみならずボーカルにも驚かされた。佐藤は高音を担当することが比較的多いメンバーだと思うが、このパートの高音部分がとても安定した。着実にボーカルの実力も上がっているのだなと感じた部分だ。

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木全翔也はこの楽曲にて、デビュー3年目らしいリラックスした姿を見せていたのではないだろうか。声の出し方や表情が安定し、全体的に余裕を感じさせるパフォーマンスだった。楽曲に合わせたテンションで完成度の高いパフォーマンスを見せた。

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先ほど、川西のボーカルへの情熱について書いたが、『Walk It Like I Talk It』では彼のダンスの美しさに感嘆させられた。彼はクセのないスッキリとしたダンススタイルを持っている。軽やかに踊る川西のパフォーマンスは見ていてとても心地が良い。

ダンス面では大平祥生についても触れておきたい。『Walk It Like I Talk It』では大平の細やかなダンスがとくに生きていたと思う。サビ直前「牙をむけ」の歌詞に合わせて首を大きく動かす振りがあるが、ここを踊る大平がとても美しかった。とてもダイナミックで、思わず目を奪われた。

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彼のパフォーマンスは振りの細かな動き1つ1つに注目して見るとより楽しめる。大平は激しい振り付けも流れるように踊る人物だ。非常に複雑なダンスでも、彼が踊ると簡単そうに見える。『Walk It Like I Talk It』のサビ部分は動きの変化が多く複雑だ。しかし、大平はこの動きを非常にスムーズにこなしている。ブレがなく、クセのないスタイリッシュな動きは見ていてとても心地よい。頭をぐるんと大きく回す大胆さや、指の先まで気を遣っているのがわかる繊細な身体の動かし方など、見れば見るほど新たな魅力を発見できるハイレベルなパフォーマンスだ。

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Algorithm

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ここ最近、川尻はボーカリストとしての印象がかなり強くなった。もちろんダンスもうまいが、ボーカルの成長があまりにもすさまじい。彼の魅力はとくに高音パートで発揮される。『Algorithm』は、そんな彼の実力がいかんなく発揮される楽曲だ。張りがあり、伸びやかな彼の声は聴いているだけで清々しい気持ちになる。ダンス曲にピッタリな歌声だ。

またこの曲では豆原一成の安定した歌声にも驚かされた。彼はメインボーカルに負けないくらいの声量を持っている。ダンス曲を踊っているとは思えないほど、安定した声量だ。

豆原のパフォーマンスからは、彼がステージを楽しんでいるということが伝わってくる。じつは『Algorithm』の前曲『Walk It Like I Talk It』のパフォーマンスが終わった際、会場ではメンバーたちのかなり荒い息遣いが聞こえていた。『Algorithm』のステージはその後、休む暇もなく始まったため、この曲のパフォーマンスは相当つらかったと思う。

しかし、豆原は驚くほどに安定した声でボーカルを響かせた。彼は辛そうな顔一つ見せず、むしろ楽しくて仕方がないといった様子でパフォーマンスを続けた。パフォーマンスをするということに対する、彼の純粋なよろこびが感じられたシーンだった。

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Touch!

4曲目の楽曲は『Touch!』。この作品はメンバーの河野純喜が作詞に参加したものだ。

この曲では河野のファンに対する愛情、そして歌への愛情を感じた。「歌が好き」という言葉を、彼はデビュー前から何度も言っている。おそらく、「歌」というものに対する愛情が彼の歌声を豊かにしているのだろう。まぶしい笑顔を浮かべながら楽しそうに歌う河野の姿を見て、やはり彼は歌が好きなのだなということを再確認した。

この楽曲では與那城奨のサビ前の高音もとても印象に残っている。「lalalala 口ずさむ 膨らんだ心が」の部分はまさに芸術。「心が」の最初の音をあえてアレンジしているところも含めて、彼のボーカル能力の高さを実感した。與那城もまた、ボーカルの実力がぐんぐんと成長し続けているメンバーだ。とくに高音でそれが感じられる。伸びがあり、声量も大きく、さらに感情までこめられた彼の歌声は聞いているだけで幸せな気持ちになれる。

またこの曲では、鶴房汐恩声のピュアさにも心惹かれた。ラップを担当している彼は、普段はハスキーな声色を生かし、ごつごつとした強そうな雰囲気を出すことが多い。しかし、この楽曲では彼の透明感のある声が出ていたように思う。ハスキーであるにもかかわらず、澄んだ魅力を持っている彼の歌声は唯一無二の味がある。

ZERO

アンコール曲として最後に披露されたのは『ZERO』。このステージはパフォーマンス会場の来場者に贈られたサプライズステージだ。

『ZERO』では木全の美しい歌声が楽しめた。木全はラップを担当しているため、彼の歌声を聞くことができるシーンは少ないが、この楽曲では彼の澄んだ声が生かされている。どこか少年のような無垢さを感じさせる彼の声は、『ZERO』の幸福感のあるメロディーとピッタリだ。

またこの楽曲では、金城碧海のユニークで美しい歌声が十二分に生かされていた。この曲のパフォーマンスはメンバー1人1人の歌声がかなりはっきり聞こえていた。このステージを見れば、メンバーたちの“声の色”を知ることができる、そんなパフォーマンスだ。そのため、金城のように繊細さを持つ歌声はとくに存在感を放っていた。少し声を震わせながら歌う彼の歌い方が、この曲ととても合っていた。

ボーカルには「声量」と「音程」が求められることが多いが、金城はこれに加えて「感情」という武器を持っているボーカリストだ。バラード曲ではそんな金城の武器がいかんなく発揮される。彼のどこか切ない歌声が観客の胸をぎゅっと掴む。聴く者の感情を揺れ動かすパワーを持つ、アーティスティックなボーカリストだ。

先ほどの『Touch!』に続き『ZERO』でも、鶴房の声の美しさが生かされていた。この楽曲では彼の声がとても優しく響いていた。曲のコンセプトに合わせて、鶴房もいつもより穏やかで温かい声を出そうと意識していたのだと思う。まさに天使のような歌声だった。

またこの曲では、豆原のボーカルも印象的だった。彼はボーカルの質がさらにレベルアップした。声に表情ができたのだ。『ZERO』は希望と幸福に満ちた優しい歌だが、彼はこの曲のコンセプトと雰囲気を的確に掴んでいると思う。優しさと儚さと切実さが混ざり合った柔らかい感情が彼の歌声から伝わってきた。

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デビュー3年目になったJO1だが、彼らは今でもなお成長を続けている。成長を続けると言うことは非常に難しいことだ。しかし、彼らは見るたびに最高を更新し続けてくれる。きっとそれは「音楽が楽しい」「ステージが楽しい」「ファンにパフォーマンスを見せたい」こういった、彼らの強い思いが感じられるからだろう。どこまでもパフォーマンスにどん欲な彼らのステージに今回も感動した。次回はどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか、今後の更なる活躍に期待したい。

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