SUPER JUNIORは、現在のK-POP界の礎を作ったとも言える伝説のグループだ。2005年のデビューからヒットを連発し、今や国民的アイドルグループになった彼ら。今では当たり前になっているK-POPの慣習は、実はSUPER JUNIORが元祖だった!という事例が数多く存在する。
そんな彼らが拓いたK-POP界の5つの新たな道を、K-POPメディア「Koreaboo」がまとめた。
初の正規大人数グループ
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それまで3~6人組であることがほとんどだったK-POPボーイズグループ。SUPER JUNIORは、初の大人数アイドルグループだ。2005年に12人でデビューし、翌年にはキュヒョンを迎え13人組グループになった。
中国人メンバーが所属する初のグループ
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元メンバーのハンギョンは、K-POPアイドル史上初めての中国人メンバーだった。デビュー当初は、まだ中国人がテレビ放送に出ることへの制限が厳しく、ハンギョンが出演できる番組は限られていた。そのため、ハンギョンはマスクで顔を隠しながらステージに上がることも多々あった。苦労の末、2009年にハンギョンは惜しまれながらグループを脱退してしまった。現在は中国に戻り、俳優として活躍している。
マスクで顔を隠しながらパフォーマンスする中国人メンバー・ハンギョン
グループのサブユニットを初めて結成
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今ではよくあるグループから派出したサブグループ。(少女時代-テティソ、After School-Orange Caramel、EXO-CBX、ASTRO-MOONBIN&SANHA、WJSN-CHOCOMEなど)K-POP史上初めてユニット活動を行ったのもSUPER JUNIORである。ボーカルラインであるキュヒョン、リョウク、イェソンの3人で結成されたSuper Junior-K.R.Y.は、史上初のK-POPアイドルユニットだ。日本でも活発な活動を行った。
SUPER JUNIOR-K.R.Y. / 「Promise You」ミュージックビデオ (Short ver.)
中国での活動を本格的に行った最初のグループ
SUPER JUNIORは、2008年にサブユニットであるSUPER JUNIOR Mを結成した。グループは、中国語(北京語)の曲をリリースし中国でのプロモーションに集中するだけでなく、グループにヘンリー、チョウミの2人の新しいメンバーを追加し、中国での活動を本格化させた。中国のバラエティ番組にゲスト出演するなど、中国で大きな人気を集めた。
SUPER JUNIOR-M 슈퍼주니어-M ‘Super Girl’ MV Chinese Ver.
「K-POPを永遠に変えた」ある曲の大ヒット
2009年、SUPER JUNIORは「Sorry Sorry」をリリース。この曲は、アメリカの権威あるケーブルチャンネル「MTV」に「K-POPを永遠に変えた曲」と表現された。この曲は、アジアの音楽チャートを総なめにした。その影響力は凄まじく、世界的に話題になった、フィリピンの刑務所の囚人たちが集団で「Sorry Sorry」を踊る動画をはじめとするファンたちのカバーダンス動画が次々とアップされ、特にアジアでのK-POPの地位を確固たるものにした。「Sorry Sorry」は、リリースから約13年が経った今でも多くのアイドルやファンにカバーされ、最近では、ベトナムの歌手ホアン・トゥイ・リンの楽曲「See Tình」に合わせて「Sorry Sorry」のダンスを踊る動画が大流行中。「このダンスはいったい何?」と、再び世界から注目を集めている。SUPER JUNIORは、K-POPが世界に進出するきっかけを作ったグループと言っても過言ではないだろう。
SUPER JUNIOR 슈퍼주니어 ‘쏘리 쏘리 (SORRY, SORRY)’ MV
SEVENTEEN – Sorry, Sorry, 세븐틴 – 쏘리쏘리, Show Music core 20150912
フィリピンの囚人たちによるダンスカバー
現在流行中のソリソリダンス
@kivenleanokilala nyo ba kung sino yung sumingit? 🥲♬ See Tình – Hoàng Thuỳ Linh (Sped Up Version) – Tik Toker
そんなSUPER JUNIORは、7月12日に11枚目のアルバムをリリースしカムバックする。