iKONが、メンバー脱退時の素直な心境を初めて明かした。リーダーの突然の脱退というグループ最大の困難を迎えたiKONの辛い状況に、ファンは胸を痛めている。
iKONは、6月3日に放送されたバラエティ番組「オ・ウニョンの重宝相談所」に出演した。番組は、華やかな経歴の一方でメンバーの脱退や結婚など、多くの困難が立ちはだかってきたiKONメンバーたちの気持ちや悩みに正直に言及したことで話題を集めている。また、番組は終始真剣な雰囲気で進められ、メンバーたちも切なげな表情を常に浮かべていた。
番組の中でファンの注目を特に集めたのは、元リーダーのB.Iの脱退に関する言及だった。2019年、麻薬に関する報道を受けグループ脱退とYGエンターテインメントからの専属契約解除が表明されたB.I。B.Iは、音楽的才能にあふれたiKONの中心的メンバーで、グループの楽曲作成を担当するiKONの要のような人物だった。そんな重要メンバーの脱退は世間にも大きな衝撃を与えた。当時メンバーは何を思ったのだろうか。B.Iの脱退後、彼に関する言及は一切してこなかったメンバーたちが、初めてその話題に触れた。
B.Iと二大ラッパーとして華やかなステージを繰り広げてきたBOBBYは、「iKONはこのまま終わるのではないかと思った」と、当時の絶望を明かした。これに他のメンバーたちもうなずく様子を見せた。
ジュネは、「メンバーが脱退して3年になるが、どんな瞬間にそれを強く感じたかというと、放送の時だったと思う」「大衆的なコンテンツに出演できなくなった。3年もの間」と、脱退メンバーの麻薬報道を受けて、iKON全員が罪人かのように扱われているようだったと明かした。
ドンヒョクは、「脱退という事件があった後、メンバーたちに会いに行ったが宿舎がとても静かだった」「いないのかな、と思ったらそれぞれ自分の部屋にこもっていた」「外に出るのも申し訳ないような気持ちだった」と、当時どれほどの負担を感じていたかを明かした。
同じグループのメンバーの過ちに、全員が責任を感じながら辛い時間を過ごしていたようだ。
リーダーの脱退とそれに随伴する問題たちは、今もメンバーたちの心に傷を残したままだ。放送を見たファンたちは、この困難をどうにか乗り越えてほしいと、切実にiKONへの愛を叫んでいる。