Red VelvetのMVに、数々の名画のオマージュが含まれていることが発覚した。
Red Velvetは、3月21日にミニアルバム「The ReVe Festival 2022 – Feel My Rhythm」をリリースし、約7か月ぶりに歌謡界にカムバックした。同日に公開されたタイトル曲「Feel My Rhythm」のMVは、バッハの「G線上のアリア」をサンプリングした楽曲に合わせた、18~19世紀ヨーロッパの名作が凝縮されたクラシックな世界観が魅力的。大きな話題を呼んでいる。
Red Velvet 레드벨벳 ‘Feel My Rhythm’ MV
そんな「Feel My Rhythm」のMVに関する考察が、多くのファンによって盛んに行われている。その中でも特に目を引くのが、MV中に多々登場する、油絵の中にメンバーが入り込んでいるシーンだ。MVを見て「このシーン、何だか既視感があるな…」と感じた人も多いのではないだろうか。そんな既視感の正体が話題になっている。実は、世界的に有名な名画をオマージュしたシーンが各所に散りばめられているのだ。
名画をオマージュしたシーンはこちら
ジャン・オノレ・フラゴナール『ぶらんこ』
MVの0:03頃~、ブランコに乗ったアイリーンが写るシーン。このアイリーンは、ジャン・オノレ・フラゴナールの『ぶらんこ』をオマージュしていると考えられる。
ジョン・エヴァレット・ミレー『オフィーリア』
MVの0:05頃~、ジョイが小川に横たわっているシーンは、ジョン・エヴァレット・ミレーによって描かれた『オフィーリア』という名画がオマージュされたシーンだ。
クロード・モネ『日傘をさす女』
MVの1:00頃~、日傘をさすアイリーンとそれを見つめるスルギが登場するシーンは、クロード・モネの名画『日傘をさす女』をオマージュしている。
ジャン=フランソワ・ミレー『落穂拾い』
MVの2:14頃~、ジョイが遠くにいる2人のメンバーを見つめているシーン。この遠くにいる2人は、ジャン=フランソワ・ミレーの『落穂拾い』をオマージュしていると考えられる
ヒエロニムス・ボス『快楽の園』
MVの各所に登場する独特の形をした塔は、ヒエロニムス・ボスによって描かれた『快楽の園』に登場する塔だ。また、他にもこの『快楽の園』をオマージュしたと思われるシーンが多く登場する。
このMVに隠された秘密はこれだけではないだろう。メンバーの持つアイテムや表情、MVの最後に流れるスルギの意味深なシーンなど、考え始めたらきりがないほどの考察ポイントにあふれたこのMVは、見れば見るほど引き込まれる不思議な魅力がある。
美しい名画の世界観に完全に入り込んでしまうRed Velvetメンバーの美しさと、統一されたコンセプト、意味深なシーンの数々に感動するファンが続出。各SNSでは、称賛の声が相次いでいる。