K-POPアイドルたちを苦しめるサセン(私生活(サセンファル)を追い回すファン)の空港や飛行機内でのとんでもない行動の数々が明かされた。
サセンの悪行に苦言を呈したのは、元CA、グランドスタッフの2人。長い間空港や飛行機で働いてきた2人は、業務をしながら東方神起、BIGBANG、EXO、Rain、CNBLUE、少女時代、SUPER JUNIOR、SHINee等、数々の有名アイドルを見たことがあるという。
そんな2人は、昨年3月に公開されたYouTubeコンテンツ「댓변인들」に出演。「댓변인들」は、寄せられた質問や意見に答える形式で、仕事での裏話を語るコンテンツだ。
2人は、現役時代に見聞きしたサセンの空港や飛行機での驚愕の悪行について明かした。
公共の機関である空港や飛行機は、一般人もアイドルも関係なく同じ施設、飛行機を利用する。アイドルに簡単に近づけてしまうその環境を悪用するのがサセンだ。
「推しを見に空港に行くとき、搭乗券を買って写真だけ撮って搭乗口の前で返金要求すればいいんじゃない?」という迷惑行為について言及したコメントを読んだ2人。困った表情で「しないでください」とお願いした。
グランドスタッフをしていた女性は実際にこの悪行に困らせられたことがあるようで、「(サセンたちは)ゲートまで一緒に行って、アイドルが免税店でショッピングするのを熱心にカメラに収め、飛行機に乗る直前に私たちに返金してくださいと言うんです」と、その迷惑行為の詳細を語った。
他の人が座れるはずだった座席が無駄になってしまうロスが生じるほか、ゲートから出るための手続きに非常に手間がかかり、その行動のせいで飛行機が遅れてしまうことまであるとのこと。絶対にやめてほしいと言う。アイドルを見るために多くの人に多大な迷惑をかけるのがサセンだ。
また、「一般飛行機に乗りたいのに乗れないBTS(防弾少年団)V。サセンが怖いと言及するほど…(Vが)飛行機に乗るとき、前後左右に自分を見ようとわざとその席に座る(サセンがいる)と考えたら鳥肌が立つ」という、BTSのVがサセンのせいで飛行機で苦労しているエピソードが公開された。
それに関連して、元CAの女性は機内でのサセンのマナーについて明かした。サセンは大きなレンズのついたカメラを持って飛行機に搭乗して、アイドルをずっと撮っているという。その様子を見た元CAの女性は、アイドルたちがパニック障害になるのも理解できると思ったほどだそう。
サセンの恐ろしいエピソードはまだ終わらない。元グランドスタッフの女性は、サセンから録音機を渡されて「あとでオッパ(年上の男性を呼ぶときの呼称)と手続きをしながら対話するとき、録音してくれないか」と尋ねられたことがあるそうだ。これには元CAの女性も悲鳴をあげた。
また、アイドルの体臭を嗅ぎたいと言って機内のトイレについて行ったり、トイレ掃除のスタッフにお金を渡して「写真を撮ってくれないか」と頼んだという話も聞いたという。荷物受け取りのベルトコンベアーから出てくるアイドルの荷物を盗んだサセンもいるという。
空港では乗客の安全が最優先だ。行き過ぎた行為があれば、警察を呼んだり、私服警察に連行されることももちろんあるという。サセンの行動は、アイドルを好いているのではなく、いじめていることと同じだと断言した。
アイドルのプライベートと人権を脅かす、恐ろしすぎるサセンの悪行の数々は、立派な犯罪行為だ。人としてあるまじき行為を連発するサセンがいなくなることを祈るのみである。