アメリカでもっとも影響力のあるスポーツの祭典『スーパーボウル』で、BTS(防弾少年団)出演の広告が放送されるはずが、実際には流されずファンをガッカリさせている。
日本時間2月14日、カリフォルニア・ロサンゼルスにあるSoFiスタジアムにて世界最大級のスポーツリーグ NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のプレーオフ優勝決定戦『第56回スーパーボウル』が開催。AFC王者のベンガルズと、NFC王者のラムズが対決し、ラムズが22年ぶりに2度目の制覇を飾った。
そんなスーパーボウルの目玉の一つでもあるハーフタイムショーは毎年、レジェンド級のアーティストがパフォーマンスを披露することでも有名。今年はヒップホップ界のレジェンド エミネム、ドクター・ドレー、メアリー・J・ブライジ、スヌープ・ドッグ、ケンドリック・ラマーらが登場し、会場を大いに盛り上げた。
毎年1億人以上が視聴し、最高視聴率は40%前後を記録するなど、抜群の影響力を誇るスーパーボウルなだけあり、試合中に放送されるCMも大きな注目を浴びる。そのためCMのコストは30秒枠で約7億円と超高額なことでも知られているが、今年はなんとBTSが出演する約2分間のCMが放送されることが予告されていたのだ。
【動画】放送されると言われていた「Galaxy x BTS: Galaxy for the Planet | Samsung」のプロモーション映像
そのCMは、変動対策に取り組むためのサステナビリティ・プラットフォーム「Galaxy for the Planet(ギャラクシー・フォー・ザ・プラネット)」を宣伝するもので、ボブ・ディランの「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」のミュージックビデオにインスパイアされた映像になっている。メンバーのシュガがアレンジを手がけた楽曲「Over the Horizon」が起用されていることでも注目を浴びている。
【動画】Bob Dylan – Subterranean Homesick Blues (Official Video)
【動画】Galaxy × BTS:SUGAさんがアレンジを手がけた「Over the Horizon」についてインタビュー
メンバーのシュガは2021年3月に、グループの新しい夢として“スーパーボウルのハーフタイムショーでパフォーマンスを披露すること”を目標に掲げていた。そんな中、シュガが韓国のソロアーティストとして初めてスーパーボウルで楽曲が使用されることになり、ファンは新たな夢への第一歩だとして大歓喜。さらに今回試合が開催されているSoFiスタジアムは、2021年11月に有観客コンサート『BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE』を開催した場所ということもあり、何か特別な縁を感じていたようだ。
しかし、試合が始まってもなかなかBTSのCMは放送されることはなく、そのまま4時間が経ち、ついには試合が終わってしまったのだ。
これにはファンも落胆。BTSのCMを楽しみに試合を観戦していたファンも多かったこともあり、ガッカリする声が殺到している。
▼「私がスーパーボウルを唯一観ている理由」
The only reason I’m watching the Super Bowl.
PROD SUGA SUPERBOWL AD
PROUD OF SUGA#OverTheHorizonbySUGA#SuperBowlxBTSpic.twitter.com/uIw7Omk8Zb— Kimberly Holliday (@texaskookie) February 14, 2022
▼「みんな、私は腹が立っている、どうしたらCMを流さないってことができるの。誰に訴えればいい?私は何もないのに4時間もアメフトを観たの?!?!」
Y’all I’m mad, how are they not playing this ad who do we go to sue I really watched 4hrs of football for nothing???!!!! #SuperBowlxBTS #OverTheHorizonbySUGA
Me emotions rn: pic.twitter.com/V4wWL43IHU
— Kylie (@kluoi_w) February 14, 2022
▼「忍耐強く待っている」
patiently waiting #SuperBowlxBTS pic.twitter.com/P6hzWXOldg
— ♡︎ ℎ ♡︎ (@taenotbae) February 14, 2022